世界史
国立大学の入試問題を解答して来年度に備えるシリーズ、今回は東京大学です。 第1問大論述は最近世界を賑わす課題を歴史の中に問いかける出題、第2問小論述は用語の正確な説明、第3問一問一答は難関国立・私立の定番が出題されます。 解答例はぶんぶんの…
2022年2月24日からロシア軍がウクライナに侵攻し、3月22日現在も戦争状態が続いています。 知り合いが2019年(コロナ禍直前)にロシアに留学していて、ガイドさんから「ウクライナの東部には行かないように」と言われたそうです。その原因は2014年にあり、…
今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の学習のヒントとします。 第3回は北海道大学です。旧帝大の中では唯一大論述がなく小論述中心ですが、毎年高校での学習姿勢を問う良問を繰り出してきます。 解答例は正解ではありません。著作権はぶんぶんにあり…
国立大学の入試問題を解答して来年度に備えるシリーズ、第2回は九州大学です。 文学部のみの設定で、第1問は大論述、第2問は資料読解と小論述、第3問は一問一答と東京大学の形式を踏襲しています。大論述はタテ展開が基本です。 解答例はぶんぶんのオリ…
各地で新型コロナウイルス感染症による蔓延防止措置が取られる中、何とか国公立大学前期試験が終了しました。 今の受験生は2年間もコロナ禍(人災も含む)に振り回され、特に現役生はオーキャンに行けてないとか、大事な三年生9月に自宅待機とか、本当に大…
学校ではあまり授業で扱われない一方、難関私立大学で毎年出題される文化史の中国・東アジア編、今回は明・清・中華民国・中華人民共和国を一気に行きます。 うんちくは少なめ、試験会場でパッと思い出す用に使ってください。 参考資料は第1回にまとめてあり…
学校ではあまり授業で扱われない一方、難関私立大学で毎年出題される文化史の中国・東アジア編、今回は宋・元の時代です。 うんちくは少なめ、試験会場でパッと思い出す用に使ってください。 参考文献は第1回にあります。図版は断りがない限りウィキメディ…
はじめに 国公立大学二次試験まであとわずか、今回は世界史の論述問題の最終チェックとして、2022年度の私立大学の入試問題を解答していきます。 第1回は慶應義塾大学の経済学部です。「いかにも私立」な法学部や商学部の問題と違って小論述が中心なので、…
はじめに いつ何時また家庭学習と言われるかもしれないので、自習がしやすい中国史(ユーラシア中部・東部史)を整理していきます。 中国史は教科書の記述通り、王朝ごとの「できた」→「発展した」→「傾いた」→「滅んだ」を4フェーズで整理して比較するのが…
はじめに 関西圏では2月上旬で私立大学の前期入試が一巡し、この後2月中旬には中期、3月上旬には後期入試が控えます。首都圏では今日から「ラスボス」が登場します。 今回は新聞社がアップしている入試問題に加えて、生徒から提供いただいた入試問題をもと…
はじめに ひき続き中国文化史の直前チェックをアップします。第2回です。 関西の私立大学の入試問題から、政治史や経済史と関連性が高いものを、うんちく少なめでサラッと復習できるようにしました。 入試が続くと違う大学で同じことが、同じ大学で次の範囲…
はじめに 本試験4日前に文部科学大臣が「共通テストなしでも合否判定」と突然言いだし、前日には「オミクロン株の感染拡大が想定外」と言い訳するなど文科省は相変わらずの後手、マスコミは文科省の「思考力を重視」を検証もせず「広報」し、試験当日には試…
はじめに 過去回でヨーロッパとイスラームの文化史を特集しました。今回からは中国史の文化史の直前チェックです。 関西の国立・私立大学の入試問題をベースに、政治史や経済史と関連性が高いものを、うんちく少なめでサラッと復習できるようにしました。 入…
はじめに 試験4日前に文部科学大臣が「共通テストなしでも合否判定」と突然言いだし、前日には「オミクロン株の感染拡大が想定外だった」と言い訳するなど文科省の感染症対策への後手後手ぶりに怒りを覚えていたら、試験当日には試験会場の上にヘリを飛ばし…
はじめに 世界史の教科書(実教出版、帝国書院、東京書籍)と資料集(帝国書院『タピストリー』と浜島書店『アカデミア』)の範囲内で、「世界史のなかのジェンダー」について整理します。 第3回は女性参政権運動、フェミニズム運動についてです。 『論点・…
はじめに 昨今ジェンダーの視点から歴史を再考する動きが高校現場に及んできています。実教出版の『世界史B』には「世界史のなかのジェンダー」というコラムが掲載されています。 入試問題でも女性の権利獲得の歴史(東京大学)、女性参政権運動(九州大学)…
はじめに 自宅待機も終了して学校は平常に戻ったようですが、この時期の三年生の世界史では覚えることが急激に覚え、しかも入試頻出です。動画授業だけではいまいちぴんとこなかた人は復習しましょう。 今回は「世界恐慌とその対応」を整理します。 今回の問…
はじめに 緊急事態宣言が解除されて高校は平常に戻りましたが、三年生の今の時期の世界史は、覚えることが多いうえに入試頻出です。 今回は「戦間期のヨーロッパ」の整理、後編です。 今回の問いは「全体主義の出現、アメリカとソ連の成長」です。 ベースと…
はじめに そろそろ自宅待機も終了のようですが、この時期の三年生の世界史では覚えることが急激に覚え、しかも入試頻出です。 今回は「戦間期のヨーロッパ①」を整理します。 今回の問いは「西洋の没落とヴァイマル共和国の船出」です。 ベースとなる参考図書…
はじめに そろそろ自宅待機も終わりが見えてきました。三年生の世界史はこの時期覚えることが急激に覚えて、しかもこの範囲は入試頻出です。 今回は「ヴェルサイユ体制」を整理します。 今回の問いは「帝国主義の戦争を帝国主義のやり方で解決?」です。 ベ…
はじめに 家庭学習が長引いて勉強に困ってきた人を対象に、最近入試で頻出の「遊牧民の世界」について整理します。 今回は13世紀~14世紀、モンゴルがユーラシアに大帝国を建設する様子です。 年配の方だと「オゴタイ=ハン国」「モンゴルの分裂」「モンゴル…
はじめに 入試は近づいてくるのに家庭学習が長引く一方、世界史では1870年以降覚えることが急激に覚えます。しかもこの範囲は現代に直結する部分で入試頻出です。 今回は「ロシア革命」を整理します。 今回の問いは「ソ連の社会主義は総力戦の双子の弟?」で…
はじめに 入試は近づいてくるのに家庭学習が長引く一方、世界史では1870年以降覚えることが急激に覚えます。しかもこの範囲は現代に直結する部分で入試頻出です。 「帝国主義の列強の様子」後半です。 参考図書 教科書(実教出版、帝国書院、東京書籍、山川…
はじめに 入試は近づいてくるのに家庭学習が長引く一方、世界史では1870年以降覚えることが急激に覚えます。しかもこの範囲は入試頻出です。 今回は「第一次世界大戦」です。キーワードは「総力戦」です。 ベースとなる参考図書 教科書(実教出版、帝国書院…
はじめに 家庭学習が長引いて何を勉強したらいいか困ってきた人を対象に、入試の定番である中国史を整理していきます。 中国史に関しては、高校生は教科書の記述通り、王朝ごとの「できた」→「発展した」→「傾いた」→「滅んだ」を4フェーズで整理して比較す…
はじめに 入試は近づいてくるのに家庭学習が長引く一方、世界史では1870年以降覚えることが急激に覚えます。しかもこの範囲は入試頻出です。 今回は2回に分けて「帝国主義の列強の様子」を整理します。 今回の問いは「なぜ列強が世界進出するの?」です。 …
はじめに 家庭学習用の大量のプリントをもらってお困りの方対象に「19世紀のアジア・アフリカ諸地域」について整理します。 今回は「西アジアの民族運動」、中心はオスマン帝国(トルコ共和国)とイランについてです。今回の問いは「近代化にはイスラームか…
はじめに 家庭学習用の大量のプリントをもらってお困りの方対象に「19世紀のアジア・アフリカ諸地域」について整理します。 今回は「インドの民族運動」です。教科書では分割して記述されていますが、入試では一気に出ることが多く、また世界史が苦手な人だ…
はじめに 家庭学習用の大量のプリントをもらってお困りの方対象に「19世紀のアジア・アフリカ諸地域」について整理します。 第5回は「東南アジアの民族運動」です。入試では帝国主義の時代か戦間期に書けてぶち抜きで出題されます。 今回の問いは「植民地支…
はじめに 家庭学習が長引いて何を勉強したらいいか困ってきた人を対象に、最近入試で頻出の「遊牧民の世界」について整理します。 今回は10世紀~12世紀、遊牧民勢力がユーラシアで覇を競う様子についてです。時系列じゃないのは大人の事情です。 今回の問い…