ぶんぶんの進路歳時記

学習方法、進路選択、世界史の話題について綴ります

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

世界史の入試問題について考える(5 名古屋大学2018)

入試問題を解答しながら、大学の発するメッセージについて考えていきます。 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 第5回は初登場、名古屋大学です。 毎年わざとスルーしていた(笑)のは、名古屋大学の問題は全体として受験生の何を試して、どこで差をつ…

文楽『桂川連理柵』を鑑賞する@三重県文化会館

うちの子どもがめでたく文楽など古典芸能を「激推し」する(あの方の発言がきっかけ?)国公立大学に合格しました。 その記念に、手頃な料金で文楽が鑑賞できるという話を聞いたので三重県文化会館へ行きました。 中ホールと小ホールは演劇用で意欲的な催し…

放送大学で教員免許更新講習をする(1 申し込み〜受験の流れ)

私は日本国民なので日本の法律には従いますが、しかし「教員免許更新制度」は全く現場の事情に即していない制度だと考えます。 まず修得に4年以上かかる教員免許に10年しか効力がないのは非合理です。「最新の知識が…」というなら、技術革新が劇的な医師免…

世界史の入試問題について考える(4 大阪大学2018)

入試問題を解きながら大学からのメッセージを読み解き、受験生が何をどのように準備するかについて考えます。 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 第4回は大阪大学です。 次の学習指導要領から始まる「歴史総合」や「歴史用語の精選」に関わっている先…

唐代胡人俑展@大阪市立東洋陶磁美術館2018

大阪大学名誉教授の森安先生のおすすめで、大阪市の中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館の「唐代胡人俑展」を鑑賞しました。 大阪市立東洋陶磁美術館 会場に行くと、今回は「写真OK」というありがたいお話で、念のため受付の人に「ブログに載せていいですか…

世界史の入試問題について考える(3 一橋大学2018)

世界史の入試問題を解きながら、大学が発するメッセージを読み解き、受験生が何をどう準備するかについて考えます。 第三回は一橋大学です。 問題は新聞各社発表のものを参照してください。 解答例は私のオリジナル解釈であって、正解ではありませんので念の…

世界史の入試問題について考える(2 東京大学2018)

世界史の入試問題を解説しながら、大学からのメッセージを読み解き、受験生が何をどう準備するかについて考えます。 第2回は東京大学です。 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 問題は朝日、産経、毎日、日本経済新聞などから入手してください。河合塾…

世界史の入試問題について考える(1 京都大学2018後編)

2018年度、京都大学の世界史の問題を解きます。後編です。 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 問題はこちらから sokuho.yozemi.ac.jp Ⅲ 200年にわたる中世ヨーロッパの十字軍運動の性格の変化。十字軍運動が中世ヨーロッパの政治・宗教・経済に及ぼし…

世界史の入試問題について考える(1 京都大学2018前半)

このところずっと放送大学の教員免許更新をやっていて、すっかりブログがご無沙汰でした(この話題も面白いので後日)。 今回から2018年度の世界史の入試問題を解説しながら、大学は世界史で私たちに何を問いかけているのか、では私たちは何をするべきかにつ…