2021-01-01から1年間の記事一覧
今年のブログは店じまいのつもりが、大学入試関連でとんでもないニュースが立て続けに飛び込んできたので、年内最後の更新はそれについて取り急ぎまとめました。 目次 1 国大協 2025年度から共通テストで情報を課す方針 ① 資料 ② 必履修科目は試験に加えて…
はじめに 世界史の教科書(実教出版、帝国書院、東京書籍)と資料集(帝国書院『タピストリー』と浜島書店『アカデミア』)の範囲内で、「世界史のなかのジェンダー」について整理します。 第3回は女性参政権運動、フェミニズム運動についてです。 『論点・…
はじめに 2022年度入試を受験する高校三年生は、ポンコツ入試改革の余波と引き続くコロナ禍(どちらも人災?)で本当に気の毒です。 前回に引き続き河合塾の「模擬試験の結果から今年度入試の動向を分析する会」で聞いた話を公開されている範囲で引用し、大…
徳川美術館所蔵の『源氏物語絵巻』が修復を終了して展示されると聞き、名古屋市に行ってきました。今回はその様子を紹介します。 館内の撮影はNGなので、絵巻はパブリックドメインのものを使用します(900年前の作品なので原本は著作権切れです)。 www.toku…
はじめに 2022年度入試を受験する高校三年生は、二年続けてのコロナ禍で本当に気の毒です。 今回は河合塾の「模擬試験の結果から入試動向を分析する会」で聞いた話を著作権の範囲内で引用し、2022年度入試について考察します。第一回は国公立大学です。 *予…
これは2022年度の記事です。2024年度入試はコロナ禍対策が変わっています。 こちらが最新 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com はじめに 2022年度の大学入学共通テストが近づいてきました。12月には「受験上の注意」「受験票」が届きます。 さて直前にプレッ…
はじめに ぶんぶんの知り合いの高校は「国立至上主義」で、国公立大学の合格者数(入学者数ではない)を近隣の進学校間で競い合っています。そうした高校では共通テストは全員5教科7科目受験、意中の私立大学に合格しても国立大学を受験する(合格して辞退…
はじめに 昨今ジェンダーの視点から歴史を再考する動きが高校現場に及んできています。実教出版の『世界史B』には「世界史のなかのジェンダー」というコラムが掲載されています。 入試問題でも女性の権利獲得の歴史(東京大学)、女性参政権運動(九州大学)…
11月は学校推薦選抜が本格開始、冬鳥の渡りもちょうど同じ頃で、冬鳥を見ると受験シーズンが開幕したなと感じ、気持ちが引き締まります。 いつもの河口に行ってきました。 ヒドリガモ。団体客が到着した直後のホテルのロビーみたいになっています。別の場所…
はじめに 新型コロナウイルス感染症は小康状態で、各種イベントも感染に注意しながら開催されています。今回は大阪市天王寺区にある大阪市美術館の「聖徳太子 日出づる処の天子」展に行ってきました。 展示品は撮影できなかったので、画像はウィキメディアコ…
はじめに 自宅待機も終了して学校は平常に戻ったようですが、この時期の三年生の世界史では覚えることが急激に覚え、しかも入試頻出です。動画授業だけではいまいちぴんとこなかた人は復習しましょう。 今回は「世界恐慌とその対応」を整理します。 今回の問…
はじめに 緊急事態宣言が解除されて高校は平常に戻りましたが、三年生の今の時期の世界史は、覚えることが多いうえに入試頻出です。 今回は「戦間期のヨーロッパ」の整理、後編です。 今回の問いは「全体主義の出現、アメリカとソ連の成長」です。 ベースと…
2025年からの大学入学共通テストや大学入試についてのニュースで気になったことをまとめました。 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 目次 1 2025度の大学入学共通テストは負担増? ① 6教科8科目受験? ② 何が問題? 1)生徒の負担増 2)教科書・授…
はじめに そろそろ自宅待機も終了のようですが、この時期の三年生の世界史では覚えることが急激に覚え、しかも入試頻出です。 今回は「戦間期のヨーロッパ①」を整理します。 今回の問いは「西洋の没落とヴァイマル共和国の船出」です。 ベースとなる参考図書…
はじめに そろそろ自宅待機も終わりが見えてきました。三年生の世界史はこの時期覚えることが急激に覚えて、しかもこの範囲は入試頻出です。 今回は「ヴェルサイユ体制」を整理します。 今回の問いは「帝国主義の戦争を帝国主義のやり方で解決?」です。 ベ…
9月下旬、秋の彼岸の季節になると彼岸花(ヒガンバナ)が一斉に咲きほこります。 桜の開花は年によって微妙に早かったり遅かったりしますが、彼岸花は関西では彼岸を狙ったように美しい花をつけます。 いったいどういう構造なんでしょう。調べてみました。 …
はじめに 家庭学習が長引いて勉強に困ってきた人を対象に、最近入試で頻出の「遊牧民の世界」について整理します。 今回は13世紀~14世紀、モンゴルがユーラシアに大帝国を建設する様子です。 年配の方だと「オゴタイ=ハン国」「モンゴルの分裂」「モンゴル…
はじめに 入試は近づいてくるのに家庭学習が長引く一方、世界史では1870年以降覚えることが急激に覚えます。しかもこの範囲は現代に直結する部分で入試頻出です。 今回は「ロシア革命」を整理します。 今回の問いは「ソ連の社会主義は総力戦の双子の弟?」で…
はじめに 入試は近づいてくるのに家庭学習が長引く一方、世界史では1870年以降覚えることが急激に覚えます。しかもこの範囲は現代に直結する部分で入試頻出です。 「帝国主義の列強の様子」後半です。 参考図書 教科書(実教出版、帝国書院、東京書籍、山川…
はじめに 入試は近づいてくるのに家庭学習が長引く一方、世界史では1870年以降覚えることが急激に覚えます。しかもこの範囲は入試頻出です。 今回は「第一次世界大戦」です。キーワードは「総力戦」です。 ベースとなる参考図書 教科書(実教出版、帝国書院…
はじめに 家庭学習が長引いて何を勉強したらいいか困ってきた人を対象に、入試の定番である中国史を整理していきます。 中国史に関しては、高校生は教科書の記述通り、王朝ごとの「できた」→「発展した」→「傾いた」→「滅んだ」を4フェーズで整理して比較す…
はじめに 入試は近づいてくるのに家庭学習が長引く一方、世界史では1870年以降覚えることが急激に覚えます。しかもこの範囲は入試頻出です。 今回は2回に分けて「帝国主義の列強の様子」を整理します。 今回の問いは「なぜ列強が世界進出するの?」です。 …
はじめに 家庭学習用の大量のプリントをもらってお困りの方対象に「19世紀のアジア・アフリカ諸地域」について整理します。 今回は「西アジアの民族運動」、中心はオスマン帝国(トルコ共和国)とイランについてです。今回の問いは「近代化にはイスラームか…
はじめに 家庭学習用の大量のプリントをもらってお困りの方対象に「19世紀のアジア・アフリカ諸地域」について整理します。 今回は「インドの民族運動」です。教科書では分割して記述されていますが、入試では一気に出ることが多く、また世界史が苦手な人だ…
はじめに 家庭学習用の大量のプリントをもらってお困りの方対象に「19世紀のアジア・アフリカ諸地域」について整理します。 第5回は「東南アジアの民族運動」です。入試では帝国主義の時代か戦間期に書けてぶち抜きで出題されます。 今回の問いは「植民地支…
はじめに 家庭学習が長引いて何を勉強したらいいか困ってきた人を対象に、最近入試で頻出の「遊牧民の世界」について整理します。 今回は10世紀~12世紀、遊牧民勢力がユーラシアで覇を競う様子についてです。時系列じゃないのは大人の事情です。 今回の問い…
現役生の皆さん、共通テストの受験案内は9月初旬に学校に届いて、そのうち担任から説明があるはずです。浪人生さんも入手の段取りは万全ですか? 昨年度は段ボールに「令和3年大学入試センター試験」とあり「違う地平線」から送付されてきましたが、今年は…
はじめに 家庭学習でお困りの方対象に「19世紀のアジア・アフリカ諸地域」について整理します。第3回は「インド・東南アジアの植民地化」です。 今回の視点は「点から面の支配へ」です。 教科書(実教出版、帝国書院、東京書籍、山川出版社)、資料集(帝国…
はじめに 家庭学習用の大量のプリントをもらってお困りの方対象に「19~20世紀のアジア・アフリカ諸地域」について整理します。 第2回は「アフリカの分割」です。順番が時系列でないのは大人の事情です。 今回の問いは「アフリカ分割、そこまで分けるのなぜ…
はじめに 2021年7月頃から新型コロナウイルス感染症が拡大し、国際的スポーツ大会が開催され児童の集団観戦が推奨される一方、部活動、学習塾、学童保育でクラスターが発生するなど、「10代は感染リスクが低い」という「伝説」は崩壊しています。 学校は夏…