ぶんぶんの進路歳時記

学習方法、進路選択、世界史の話題について綴ります

私立大学

国立・私立大学世界史直前チェック(文化史②17・18世紀ヨーロッパ)

受験生が後回しにしがちな一方、受験生の学習の「質」を問うのに効果的な文化史、第二回は17・18世紀のヨーロッパ文化史です。 このブログはあくまで世界史の講座なので、思想家の深い説明は倫理の時間にお任せし、世界史の大きな流れ(政治・経済・社会)と…

国立・私立大学世界史直前チェック(移民の歴史②奴隷貿易)

はじめに 公立高校は世界史の教科書を終わらせるのもままならないのに入試ではテーマ史が出る問題、今年度の直前チェックは移民の歴史について、第2回は奴隷貿易です。後半に入試問題を引用しました。 画像はウィキメディアコモンズ、パブリックドメインから…

国立・私立大学世界史直前チェック(移民の歴史①移民の世紀)

はじめに 世界史Bは公立高校では「教科書が終わらない問題」が発生します。一方入試問題は全範囲を網羅する「テーマ史」の出題が多いです。 今回はテーマ史の定番である移民についてです。論述では頻出なので、知識を整理しておきましょう。 なお文科省のポ…

国立・私立大学世界史直前チェック(文化史⑤文字の歴史)

歴史の理解と教養を重視する難関大学で出題される割には高校ですっ飛ばされる文化史学習、今回は最近よく見かける「文字の歴史」スペシャルです。 私立だと「〇〇文字は△△文字の影響を受けて…」のような正誤判定で出題されます。また大阪大学の2010、2011、2…

国立・私立大学世界史直前チェック(文化史①ルネサンス)

はじめに 一般入試は「相対的選抜」、その日の試験の1点2点の違いで合否が決まります。 大学は長距離走の駆け引きのように「ギア」をアップさせながら受験生をふるいにかけようとします。すなわち「必ず解答できる問題」→「しっかり準備していれば解答でき…

どうなる?2021年度入試とコロナ禍対策(③ 関西私立大学と公募制推薦)

はじめに ポンコツ入試改革にコロナ禍のダブルパンチで、2021年度入試を受験する高校三年生は本当に気の毒です。 前回に引き続き河合塾の「模擬試験の結果と志望欄から今年度入試の動向を分析する会」で聞いた話を公開されている範囲で引用し、大学のHPで…

どうなる?コロナ禍の2021年度入試(② 首都圏私立大学)

はじめに 2021年度入試を受験する高校三年生は、ポンコツ入試改革にコロナ禍のダブルパンチ(どちらも人災?)で本当に気の毒です。 前回に引き続き河合塾の「模擬試験の結果から今年度入試の動向を分析する会」で聞いた話を公開されている範囲で引用し、大…

コロナ禍の中の大学生活(2020年10月)

新型コロナウィルス感染症、いまだ落ち着く気配がありません。「Go To」キャンペーンは絶賛実施中の一方、大学の授業は全面通常通りとはいかず、感染者が出れば新聞を賑わせます。 *高校は狭い教室に40人の日常に戻っています。「これを機に少人数教育」と…

私立大学の世界史の問題が若干変わっている件(近畿大学2020)

はじめに 漏れ聞くところによると、文科省は大学に対して一般入試で「学力の三要素」「英語四技能」「主体性」を評価するよう強く指導している模様です。 私個人としては、「学力の三要素」という分け方そのものが疑問、「英語四技能」は一般入試ではリーデ…

休校中の自学自習プリント(重商主義の時代6ヨーロッパの「新大陸」進出)

全国的に高等学校の休校はだいぶ前に終わりましたが、休校中の自学自習プリントをきりのいいところまで作っておきます。 重商主義の時代の最終回、グローバルトピックの定番、ヨーロッパの新大陸での争い、大西洋三角貿易についてです。 前回 bunbunshinrosa…

休校中自学自習プリント(重商主義の時代5ヨーロッパのアジア進出)

休校中の自学自習プリント、作っている最中に休校は終わりましたが(効果はあったんですかね?)、きりのいいところまでやります。 重商主義の回ラスト2回はヨーロッパの対外進出。今回はアジア編です。 大航海時代、帝国主義の時代と並ぶ「ヨーロッパ主導…

私立大学のコロナ禍対応(一般選抜の追試 共通テスト利用)

はじめに 大学入試、特に一般入試の新型コロナウイルス感染症への対応、今回は私立大学です。約570もある私立大学をすべて網羅するのは無理なので、特徴的な大学をかいつまんで説明します。 河合塾調べと各大学のHPを参考にしています。ご自分の志望大学につ…

世界史の入試問題を解答してみる(上智大学TEAP利用型その2)

上智大学TEAP利用型世界史、今回は高校生が解答しづらい2017、2019、2020年の問題を、教科書・資料集の知識だけで解答できるかチャレンジします。 前回 問題の入手方法、過去の出題内容一覧はこちら bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 目次 2017年 一問一答…

世界史の入試問題を解答してみる(上智大学TEAP方式)

はじめに 首都圏の私立大学の入試が変わる 不公平な英語成績提供システム、採点無理ゲーの国語と数学の記述式、主体性を歪めるJePが次々と頓挫し、「目玉」がなくなりポンコツ化した大学入学共通テストはさらにふたつの日程にセンター試験の問題を流用する特…

2020年度入試をおさらいして2021年度入試に備える

はじめに 例年6月に予備校が主催する前年度入試の分析報告会があります。 地方都市に在住するぶんぶんはこの時とばかり都会へ出かけて、帰りに美味しいものを食べるのが密かな楽しみだったのですが、今年はどの業者も中止、HPにアップされた動画と送付資料…

教科書の先史時代の記述が変っている件(世界史入試問題 2020立命館大学)

立命館大学2020年の世界史の入試問題を解答しながら、大学が受験生に求めている歴史的思考力を読み解きます。 第3回は「入試問題で復習」です。私立大学の入試問題では「財政=軍事国家説」など最新の知見が出題されることがあります。 2020年の立命館大学…

世界史の入試問題を解答しながら学習方法について考える(2020 立命館大学2)

立命館大学2020年の世界史の入試問題を解答しながら、大学が受験生に求めている学力を読み解き、あわせて教材も紹介します。 第2回は合格のためには解答が必要な「瀬戸際問題」を見極めます。 問題はこちら 会員登録必須 www.toshin-kakomon.com 無料でダウ…

新型コロナウイルスで大学の新学期は?

大学新入生のみなさん、もう新生活の準備は万端ですか? 2020年度の大学入学者は「ポンコツ入試改革」前年度ということで現役安全志向が強まり、中堅国公立大学では例年なら合格する生徒が落ちたという話も聞きます。 また嫌気がさして早々と公募で私立大学…

世界史の入試問題を解きながら学習方法について考える(2020 立命館大学)

世界史の入試問題を解いて大学のメッセージを考えるシリーズ、今回は立命館大学の2020年度を取り上げます。 前半パートは、特に中国史のうんちくが満載です。後半パートは、文化史・近現代史・最新のトピックに関わるテーマ史が多いです。 これは「教養と現…

休校中の自学自習プリント(中国史、制度史・経済史編4)

休校中のひまつぶしプリントの最終回スペシャル(拡大版)、明と清です。前回の宋元と同じく入試の頻出範囲です。 これはひつまぶしではなくてうな重。ぶんぶんお気に入りの店。 tabelog.com 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 8 明 (o)明 1368年 朱…

休校中の自学自習プリント(中国史、制度史・経済史編3)

休校中のひまつぶし復習プリント、第3回は中国経済史の本丸である宋、元です。 これは「ひつまぶし」じゃなくて鰻丼。「うなふじ」さんはぶんぶんお気に入りの店。いつ行っても長蛇の列。 tabelog.com 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 6 宋 (m)北…

休校中の自学自習プリント(中国史、制度史・経済史編2)

休校中のひまつぶし復習プリント、第2回は中国の制度史と経済史、魏晋南北朝から隋唐五代までです。 これは「ひつまぶし」(゜д゜)ウマー www.miyakagi.com 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 4 三国時代~五胡十六国時代~南北朝時代 (i)魏晋南北朝 首…

休校中の自学自習プリント(中国史、制度史・経済史編1)

もともと「school」って「スコレー」(暇)の意味ですから、学校がないとひまつぶしに困ります。スマホもゲームもそろそろ飽きてきた頃でしょう。 今回から休校中のひまつぶしに復習プリントを投下します。単元別のプリントはたぶん学校でプリントや学習ノー…

私立大学の入試問題を解いて次の入試に備える2020(3慶応大学商学部)

今回は慶応大学商学部の世界史を取り上げます。経済学部は東大・一橋の併願組をターゲットにしていますが、商学部は私立専願組を視野に入れている印象です。 リード文の独特の口調はもはや伝統芸能と化しています。 形式は空欄補充と下線部設問、ドボン(満…

私大入試を復習して国立に備える2020(2慶応大学経済学部)

2020年の私立大学の入試問題を解きながら、国立大学の論述問題に備えます。第2回は慶応大学の経済学部です。 慶応大学の経済学部は世界史の経済史部分、「政治・経済」との重複内容、東京大学や大阪大学で頻出のグローバル化や帝国に関する論述が好んで出題…

国公立・私大世界史直前チェック(東アジア近現代史4朝鮮半島)

2020年度の入試問題を見ると朝鮮半島関連の出題が見られます。 東アジア近現代史、第4回は朝鮮半島が舞台です。 これまでの教科書、資料集に加えて山川出版社の『各国史』も参考にします。 過去回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 戦後はこちら bunbunshi…

私立大学入試を復習して次の入試に備える2020(関西大学)

関西圏は1月下旬から産近甲龍前期A→関関同立→産近甲龍前期Bと、断続的に入試が続きます。 私立大学専願の人は定員厳格化のため3月入試まで覚悟しましょう。ひとつ入試が終わったらすぐ復習です。他大学や同大学での「被り」(隣接範囲も含む)問題は仕留め…

国立二次・私大世界史直前チェック(東アジア近現代史320世紀)

世界史の頻出範囲である東アジア近現代史、第3回は国民党と共産党の連携と内戦を軸に(日本の話は少なめ)、1910年代から40年代までを概観します。 さて第二次国共合作は薩長同盟なんでしょうか?(´・ω・`) 過去回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com bunbunsh…

センター・私大世界史直前チェック(東アジア近現代史2 清の滅亡)

私立大学、国公立大学で頻出の東アジア近現代史、列強の分割から清朝が滅亡し軍閥が跋扈するまでを概観します。 前回 参考文献もこちら bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 6 冊封体制の崩壊 ① ベトナム 1802年 [1 ]阮朝を建設。清朝より(2 )国王に封じられ…

国立二次・私大世界史直前チェック(東アジア近現代史119世紀)

はじめに ある世界史動画が物議をかもしているおかげで?東アジアの近現代史に注目が集まっているようです。(´・ω・`) 今回から、「アジアの近現代史は教科書ではブツ切れで何がどのつながるのかわかりにくい」という受験生のために、アヘン戦争から中華…