私立大学
はじめに 2025年度入試から新課程となり、特に地理歴史・公民は大きく変わります。 「歴史総合・日本史/世界史探究」は、「歴史総合は日本史と世界史と合体ではない!知識の暗記ではなく史料読解や思考力を育成する科目だ!」と新学習指導要領に忠実な人は…
はじめに 文科省がしきりに「学力の3要素」と言う今日この頃、私立大学の世界史入試問題の変化について検証します。今回は立命館大学です。 www.ritsumei.ac.jp 1900年創立の私立京都法政学校に端を発し、1922年に法学部(法律学科、経済学科)からなる旧制…
はじめに 前回は2025年度入試における「歴史総合」の扱いについて取り上げましたが、世界史で糊口をしのいでいるぶんぶんは、どのような入試問題が出題されるのかが気になって夕飯がのどに通りません。 Ψ(*¯ч¯*)''モグモグ (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン ぶんぶん撮影 …
はじめに 前回は2025年度入試における「歴史総合」の扱いについて取り上げましたが、世界史でご飯を食べているぶんぶんは、どのような入試問題が出題されるのかが気になって寝られません。 ( 。- -。)zzZZ ぶんぶん撮影 今回は大学から公開されているサンプル…
はじめに このところ報道をやめて広報に鞍替えしたメディア各社は「年内入試の比率が高まった」と報じています。 参考 旺文社『大学の真の実力情報公開BOOK 2024年度用』より 国立大学82校495学部の入学方式別の入学者 私立大学604校1699学部の入学方式別の…
はじめに 2024年度入試に志願した受験生は、入学したてからコロナ禍とポンコツ入試改革の余波で本当に気の毒でした。 今回は河合塾、駿台、代ゼミの2023年度入試の分析を参考に、2023年度入試についてふり返ります。第2回は私立大学編で、首都圏と関西圏の大…
はじめに 難関私立大学の一部で世界史の論述問題が出題されていますが、教科書の内容を時系列に説明できれば答案になる出題が大半です。 そうした中で異彩を放つのが上智大学TEAP方式で、お困りの受験生が多いのか当ブログにアクセスが集中します。 上智大学…
はじめに 文科省がしきりに「学力の3要素」と言う今日この頃、私立大学の世界史入試問題の変化について検証します。今回は同志社大学です。 www.doshisha.ac.jp 私大専願者の憧れかつ難関国立大学の併願先として関西私立大学の生態系の長に君臨する同志社大…
はじめに 私立大学の世界史は空欄補充、下線部に関する短答問題・正誤判定問題が中心です。首都圏の大規模私立大学には最後の問題が100字~300字程度の論述の学部もあります。 その中で小論述が山ほど出るのが慶應義塾大学の経済学部です。東京大学の併願者…
はじめに 文科省の入試改革を受けて、私立大学の世界史入試問題にどのような変化が生じているかを検証するシリーズ、今回は近畿大学です。 延べ受験者数日本一の近畿大学の世界史はかつてはひたすら客観式の一問一答でしたが、ここ数年は変化が見られます。 …
はじめに 関西圏では共通テスト後すぐに私立大学の一般試験です。 関西圏の私立大学生態系の長は同志社大学で2月の上旬に一般選抜開始、関関立が2月1日から、近畿・龍谷はその直前(前期)および関関同立の入試終了後(中期)というように、受験生が併願…
はじめに 関西圏の「公募制推薦」は一般選抜の前哨戦です。各大学は併願関係の強い大学の動向を探りながら、日程ごとに合格者を調整し、定員内に収めます。 難関私立大学ですら入学定員のうち総合型や学校推薦(指定校推薦や系列校推薦含む)の占める割合が…
はじめに 文科省がしきりに「学力の3要素」と言う今日この頃、私立大学の世界史入試問題がどういう狙いで作問されているのか見てみます。今回は関西大学です。 Kan-Dai web 関西大学 入学試験情報総合サイト 関西大学の世界史はすべて客観式で大半が空欄補…
はじめに 私立大学の世界史は空欄補充(客観式または記述式)、下線部に関する短答問題・正誤判定問題が中心です。首都圏の大規模私立大学は採点の余裕があるのか、最後の問題が100字~300字程度の論述の学部もあります。 その中で小論述が山ほど出るのが慶…
はじめに 前回2025年度入試を概観しましたが、世界史でご飯を食べているぶんぶんとしては、新課程の目玉である「歴史総合」の扱いが気になります。 ぶんぶん撮影 今回は国公立大学二次試験と、主要私立大学の一般試験の2025年度入試科目予告を、大学のHPと…
はじめに 大学入試には「二年前ルール」というかつて「ポンコツ入試改革」で文科省が破りに破った了解が存在し、新課程となる2025年度入試についてはどの大学も今年度(2023年度)中に内容を発表するよう、ルールを破った文科省から指導されています。 今回…
はじめに 2023年度入試に志願した受験生は、入学したてからコロナ禍とポンコツ入試改革の余波で本当に気の毒でした。 今回は河合塾、駿台、代ゼミの2023年度入試の分析を参考に、2023年度入試についてふり返ります。第2回は私立大学編で、首都圏と関西圏の大…
はじめに 難関私立大学の一部で世界史の論述問題が出題されていますが、教科書の内容を時系列に説明できれば答案になる出題が大半です。 そうした中で異彩を放つのが上智大学TEAP方式で、お困りの受験生が多いのか当ブログにアクセスが集中します。 上智大学…
はじめに 首都圏は私立大学が充実していて、私立大学間で網の目のような併願関係を持っています。国公立大学の中には「難関私立大学のすべり止め」を自覚して、辞退者を見越して多めに合格者を出すところもあります。 このところのコロナ禍で地方から首都圏…
はじめに 関西圏の「公募制推薦」は一般選抜の前哨戦です。各大学は併願関係の強い大学の動向を探りながら、日程ごとに合格者を調整し、定員内に収めます。 「どうなる?」シリーズ2023年度、第2回は関西圏の私立大学公募推薦の結果について、大学HPの入試…
はじめに 漏れ聞くところによると、文科省はポンコツ入試改革が挫折した後、個別の大学に対して一般入試で「学力の三要素」「英語四技能」「主体性」を評価するよう強く指導している模様です。 ぶんぶんは、知識だけを問う問題は存在しない、スピーキング偏…
はじめに 難関私立大学の一部で世界史の論述問題が出題されていますが、教科書の内容を時系列に説明できれば答案になる出題が大半です。 まずは私立の穴埋め問題をたくさんこなし、次に論述問題集の時系列型をやりましょう。穴埋め問題の正解語句から文章を…
はじめに 2022年度入試に志願した受験生は、二年間ものコロナ禍とポンコツ入試改革の余波で本当に気の毒でした。 今回は河合塾、駿台、代ゼミの2022年度入試の分析を参考に、2022年度入試についてふり返ります。 第2回は私立大学編で、首都圏と関西圏の大学…
学校ではあまり授業で扱われない一方、難関私立大学で毎年出題される文化史の中国・東アジア編、今回は明・清・中華民国・中華人民共和国を一気に行きます。 うんちくは少なめ、試験会場でパッと思い出す用に使ってください。 参考資料は第1回にまとめてあり…
学校ではあまり授業で扱われない一方、難関私立大学で毎年出題される文化史の中国・東アジア編、今回は宋・元の時代です。 うんちくは少なめ、試験会場でパッと思い出す用に使ってください。 参考文献は第1回にあります。図版は断りがない限りウィキメディ…
はじめに 国公立大学二次試験まであとわずか、今回は世界史の論述問題の最終チェックとして、2022年度の私立大学の入試問題を解答していきます。 第1回は慶應義塾大学の経済学部です。「いかにも私立」な法学部や商学部の問題と違って小論述が中心なので、…
はじめに 関西圏では2月上旬で私立大学の前期入試が一巡し、この後2月中旬には中期、3月上旬には後期入試が控えます。首都圏では今日から「ラスボス」が登場します。 今回は新聞社がアップしている入試問題に加えて、生徒から提供いただいた入試問題をもと…
はじめに 本試験4日前に文部科学大臣が「共通テストなしでも合否判定」と突然言いだし、前日には「オミクロン株の感染拡大が想定外」と言い訳するなど文科省は相変わらずの後手、マスコミは文科省の「思考力を重視」を検証もせず「広報」し、試験当日には試…
はじめに 試験4日前に文部科学大臣が「共通テストなしでも合否判定」と突然言いだし、前日には「オミクロン株の感染拡大が想定外だった」と言い訳するなど文科省の感染症対策への後手後手ぶりに怒りを覚えていたら、試験当日には試験会場の上にヘリを飛ばし…
はじめに 関西圏の「公募制推薦」は一般選抜の前哨戦です。各大学は併願関係の強い大学の動向を探りながら、日程ごとに合格者を調整し、定員内に収めます。 「どうなる?」シリーズ2022年度、第3回は関西圏の私立大学公募推薦の結果について、大学HPの入試…