世界史
はじめに テレビはまったく面白くないので、1960~70年代の文化を調べるためにアニメや特撮のDVDを観ています。 今回は有名なピアノ協奏曲を劇中に使っている番組を紹介します。 曲の紹介および動画(パブリックドメイン)は「ピティナ・ピアノ曲事典」を利…
移民の歴史、第4回はアメリカ合衆国の黒人(アフリカ系住民)の続きです。 2021年1月末の補習教材をブログ用に整えてアップしようとしたら時期を逸してしまいました。早稲田大学の商学部の問題でベタで出題され、うちの生徒には「ズバリ的中!」と思いきや…
入試直前チェック、移民の歴史の第3回はアメリカ合衆国の黒人(アフリカ系住民)についてです。 2021年度入試ではBLM運動の高揚からこのトピックが出題されると踏んで1月末に補習を行い、その教材をブログ用に整えて2月にアップするつもりが、知らないう…
はじめに 2021年3月にスエズ運河で座礁事故がありました。 大型コンテナ船「エバーギブン」はパナマ船籍(便宜置籍船)、所有者は愛媛県今治市に本社を置く大手海運会社正栄汽船、同船を運行していたのは台湾の長栄海運、乗組員はマレーシアなど多国籍、とま…
2021年の大学共通テスト世界史B、今回は来年度の受験生に向けてセンター試験や試行調査との類似点・相違点について考えます。 今回は河合塾の共通テスト分析(井上徳子さんの解説と分析資料集)を参考にし、駿台と代ゼミの分析、東進ハイスクールからいただ…
はじめに 太郎と花子がカフェで入試について話をしている。 花子:太郎さん、先日○○大学を受験してきたけど、世界史の問題が若干変わってたよ。 太郎:花子さん、それは入試改革の影響だよ。文科省は「学力の三要素」を掲げていて大学に思考力や判断力、表現…
はじめに 本年度の旧帝大+一橋大学の世界史の入試問題の解答例を作りながら、大学が受験生に求める「学力」について考察し、次の受験生の勉強につなげたいと思います。 解答例を作るときには受験生と同じく何も見ないで作っていますが、作ってからは一通り…
はじめに 本年度の旧帝大+一橋大学の世界史の入試問題の解答例を作りながら、大学が受験生に求める「学力」について考察し、次の受験生の勉強につなげたいと思います。 解答例を作るときには受験生と同じく何も見ないで作っていますが、作ってからは一通り…
はじめに 本年度の旧帝大+一橋大学の世界史の入試問題の解答例を作りながら、大学が受験生に求める「学力」について考察し、次の受験生の勉強につなげたいと思います。 解答例を作るときには受験生と同じく何も見ないで作っていますが、作ってからは一通り…
はじめに 本年度の旧帝大+一橋大学の世界史の入試問題の解答例を作りながら、大学が受験生に求める「学力」について考察し、次の受験生の勉強につなげたいと思います。 解答例を作るときには受験生と同じく何も見ないで作っていますが、作ってからは一通り…
はじめに 受験生の皆さん、国公立大学前期試験の手ごたえはどうでしたか? 本年度の旧帝大+一橋大学の世界史の入試問題の解答例を作りながら、大学が受験生に求める「学力」について考察し、次の受験生の勉強につなげたいと思います。 今回は京都大学です。…
はじめに 受験生の皆さん、国公立大学前期試験の手ごたえはどうでしたか? 本年度の旧帝大+一橋大学の世界史の入試問題の解答例を作りながら、大学が受験生に求める「学力」について考察し、次の受験生の勉強につなげたいと思います。 解答例を作るときには…
はじめに 受験生の皆さん、国公立大学前期試験の手ごたえはどうでしたか? 2020年10月ぐらいから一日平均1,000アクセス、1月には合計40,000アクセスを突破した当ブログも、前期試験が終了した途端に過疎ブログに戻りました。(´・ω・`) まあお役に立てて光栄で…
はじめに 東アジアの近現代史をユーラシアの真ん中や海域から見るシリーズ、今回は台湾の歴史についてです。 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 台湾政府は新型コロナウィルス感染症対策ではその道のエキスパートを閣僚につけて科学的な根拠をもとに封…
はじめに 昨年度東アジア近現代史を解説したら、東京大学や一橋大学で「小中華思想」に関する出題があり、ひとりで「ズバリ的中ゥゥゥ!」って喜んでました。 今回はチベット、台湾と東アジアをユーラシアの内側と海域から見ていきます。 実教出版、帝国書院…
難関私立大学で毎年出題される文化史、第4回は受験生が最も手が回りにくい20世紀のヨーロッパ文化です。 19世紀に科学が発達し、ヨーロッパ人は人類の進歩に疑いを抱きませんでしたが、第一次世界大戦では大量殺人のために科学が使われます。まさに「野蛮へ…
何かと物議を醸した大学入学共通テストの第二日程、追試受験者はセンター試験時代を含めて最多となりました。 通常は追試の問題は新聞には掲載されませんが、今年はwebサイトに問題が上がっています。本日は世界史Bの第二日程(追試)の問題の解答します。 …
はじめに 私立一般と国立二次試験対策のテーマ史、今回は時節柄知っておきたい世界史における感染症トピックです。 使用する画像はすべてウィキメディアコモンズ、パブリックドメインのものです。 参考図書の一部 感染症はぼくらの社会をいかに変えてきたの…
大学は歴史の理解と教養の観点から入試で出題する割に高校の授業では「なおざり」になりがちな文化史、今回はイスラームの文化史です。 私立大学ではイスラームの理解につながる語彙がよく出題されるので、チェックリストを付録にしました。試験会場での直前…
難関私立大学で必ず出題される文化史、第3回は頻出の19世紀のヨーロッパ文化です。革命・反動・国民国家・科学と社会の流れとともに文化の潮流も変容します。 前回 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 目次 3 19世紀の文化 ① 特徴 ② 文学 1)ドイツ古典主…
何かと物議をかもした大学入学共通テスト、初年度(2021年度)は終了しました。受験生の皆さん、まずはお疲れさまでした。この後何も起きませんように…。 試験前日に当ブログにたくさんのアクセスをいただきました。お礼申し上げます。んー、なんかのグラフ…
何かと物議をかもした共通テストが間近に迫りました。 私も時々「センター試験」と口走ってしまいます。当の大学入試センターが間違うぐらいですからね。↓ 試験一週間前には、新しいことを覚えても当日には忘れていることが多いので、むしろこれまで学習した…
受験生が後回しにしがちな一方、受験生の学習の「質」を問うのに効果的な文化史、第二回は17・18世紀のヨーロッパ文化史です。 このブログはあくまで世界史の講座なので、思想家の深い説明は倫理の時間にお任せし、世界史の大きな流れ(政治・経済・社会)と…
はじめに 公立高校は世界史の教科書を終わらせるのもままならないのに入試ではテーマ史が出る問題、今年度の直前チェックは移民の歴史について、第2回は奴隷貿易です。後半に入試問題を引用しました。 画像はウィキメディアコモンズ、パブリックドメインから…
はじめに 世界史Bは公立高校では「教科書が終わらない問題」が発生します。一方入試問題は全範囲を網羅する「テーマ史」の出題が多いです。 今回はテーマ史の定番である移民についてです。論述では頻出なので、知識を整理しておきましょう。 なお文科省のポ…
歴史の理解と教養を重視する難関大学で出題される割には高校ですっ飛ばされる文化史学習、今回は最近よく見かける「文字の歴史」スペシャルです。 私立だと「〇〇文字は△△文字の影響を受けて…」のような正誤判定で出題されます。また大阪大学の2010、2011、2…
はじめに 一般入試は「相対的選抜」、その日の試験の1点2点の違いで合否が決まります。 大学は長距離走の駆け引きのように「ギア」をアップさせながら受験生をふるいにかけようとします。すなわち「必ず解答できる問題」→「しっかり準備していれば解答でき…
はじめに 漏れ聞くところによると、文科省は大学に対して一般入試で「学力の三要素」「英語四技能」「主体性」を評価するよう強く指導している模様です。 私個人としては、「学力の三要素」という分け方そのものが疑問、「英語四技能」は一般入試ではリーデ…
全国的に高等学校の休校はだいぶ前に終わりましたが、休校中の自学自習プリントをきりのいいところまで作っておきます。 重商主義の時代の最終回、グローバルトピックの定番、ヨーロッパの新大陸での争い、大西洋三角貿易についてです。 前回 bunbunshinrosa…
休校中の自学自習プリント、作っている最中に休校は終わりましたが(効果はあったんですかね?)、きりのいいところまでやります。 重商主義の回ラスト2回はヨーロッパの対外進出。今回はアジア編です。 大航海時代、帝国主義の時代と並ぶ「ヨーロッパ主導…