ぶんぶんの進路歳時記

学習方法、進路選択、世界史の話題について綴ります

京都嵐山の法輪寺に行ってきた

 このところ朝晩と日中の寒暖差が激しく、紅葉が見ごろになっています。

 先日ぶんぶんは京都市西京区、嵐山にある虚空蔵法輪寺に行ってきました。一部のファンにとって「聖地」である法輪寺の様子を紹介します。

 公式 今回のブログはこれを参照しています。

www.kokuzohourinji.com

目次

 

1 場所

open street map


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 大阪から阪急京都線に乗り桂駅で乗り換え嵐山駅下車、東へ徒歩です。またはJR京都駅から山陰線に乗り嵐山駅下車、渡月橋を渡ってすぐです(混んでなければ)。

 紅葉シーズンで駅は激混みでした。

2 法輪寺の由来

 法輪寺の縁起によると、713(和銅6)年に元明天皇行基に建てさせた「木上山葛井寺(もくじょうざんかづのいでら)」が起源で、868(貞観10)年に「法輪寺」と改められたとのことです。

 応仁の乱(1467年)で焼失後17世紀初頭に再建されましたが、禁門の変1864年)で長州と薩摩の軍勢が交戦して再び消失、現在の建物は1914年に再建されたものです。

3 法輪寺の様子

 境内へつながる石段の途中に電電宮という神社がありました。神仏習合です。写真はお寺側の電電塔。電気電子学科志望者は合格祈願に行くといいかも。

 法輪寺の縁起によると、この地には寺が創建される以前に秦氏族(渡来人で技術者)が住んでいて、本尊も虚空蔵菩薩(智恵の仏)ということもあり、電気電子以外にも針供養やうるしなど技術系に強い模様です。

 これこれ、この石段が本日のお目当て。某ミステリーで「エレベーターがつきました」というフェイクニュースしてたところ。

 上から。某ミステリーで転げ落ちて仏さまになってしまうところ。

 境内。着物を着た女の子と親子連れがいました。「十三まいり」だそうです。

 京都では、数え年で13歳(実年齢で12歳)になった子どもが、成人の儀礼として法輪寺の本尊虚空蔵菩薩にお参りする「十三まいり」が行われます。3月13日から5月13日までが春の十三まいり、10月1日から11月30日までが秋の十三まいりの期間です。

 お参りを済ませた子どもは渡月橋を渡り切るまでは後ろを振り返ってはならないそうです。うーん、ひょっとして誰かが後ろから(以下略)。

 渡月橋を見渡せる方向に舞台がありました。そうそう、この欄干と柵も名所。「皿に付着していた微物があなたのDNAと一致しました。ぶんぶんさん、あなたが犯人ですね」。ごめんなさい。私が冷蔵庫の中のケーキ食べました。(´;ω;`)ウッ…

 眼下に渡月橋が見えました。檄混み。某ミステリーではこの下で仏さま(以下略)。

 帰りは坂道を降りました。某ミステリーで若い研究員が走っていた記憶が。

まとめ

 法輪寺テレビ朝日系『科捜研の女』をはじめとするドラマのロケ地として有名です。ここや南禅寺琵琶湖疏水の水路橋)は鉄板撮影地ですが、法輪寺は仏さま発見現場に使われることが多いので撮影地のクレジットが入らないこともあります。 

www.asahi.com

 『科捜研の女』は大学が舞台の回が多く、仕事柄大学に出かけることが多いぶんぶんの記憶では、京都先端科学大学(旧京都学園大学)が東映太秦撮影所から近いことからよくロケ地で利用されていて、他に京都産業大学京都工芸繊維大学京都府立大学の植物園もよく登場します。

 マニアックなところでは、相馬くんが大学時代の同級生と対決する回でマリコさんに耳を引っ張られるのは京都大学の時計台前レストランのオープンテラス、立命館大学びわこくさつキャンパスはオフィスのシーンで使われていました。

 洛北医科大学の外観は京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)の人間館です。

commons.wikimedia.org

 京都の大学のオープンキャンパスに参加したり進学したら「あ、ここは『科捜研の女』のあのシーンの場所だ!」と歓喜してください。

おまけ

 帰りの電車にちいかわのヘッドマークがついていました。

 河原町ではちいかわ電車に遭遇。車掌さん?

 以上、京都と『科捜研の女』とちいかわが好きすぎるぶんぶんの雑談でした。