新型コロナウイルス感染症の影響で行楽もままならない中、密にならず、会食も伴わず、野外でできるレジャーといえばバードウォッチングです。(`・ω・´)
場所 open street mapより
平城宮跡資料館の駐車場から歩道(地図上の……部分)を歩きました。
遺構のある広場にツグミの大群がいました。
近所にいるツグミは縄張り意識が強くて単独行動ですが、渡ってきたばかりの時は集団で木の上で様子を見つつ、安全が確認できたら地面に降りてきます。
ツグミは上空に敵がいないか警戒しながら立ち止まってはまた歩きます。まるで「だるまさんが転んだ」です。餌を探すのも命がけです。
閉鎖された釣り堀でコガモが休憩していました。ここは有名観察ポイントで何人かの鳥好きが来ていますが、市道と釣り堀は金網で隔てられているため、野鳥はまったく意に介していないようです。
たぶんミコアイサの雌。
別の日に撮影したオスのカンムリカイツブリ
釣り堀の外の構造物の残骸にカワウが巣を作ってました。やりたい放題。
ハシビロガモの集団。隊列を組んで渦をつくり(波紋使いか!)、水面に上がってきた植物性プランクトンを食べています。
ラインハルト様に「何たる無様な陣形だ!」と舌打ちされそうです。
動画
これの第2話
水面のプランクトンを食べる鳥と潜水して魚を取る鳥は、それぞれに適した体形やくちばしの形をしています。そうやって同じ池で競合しないように採餌しています。シギやチドリのくちばしの長さが違うのも同じ理由です。
帰り際に白鳥を発見。白鳥って単独行動だっけ?
この池に単独で住みついている「コブハクチョウ」で、界隈では有名だそうです。
白鳥のいる北側は観察しづらい場所に野鳥がたむろしていますが、猛禽類のミサゴが飛来すると慌てて人間のいる方に飛んできました。その方が安全ということです。
自然界で生をつないでいくのは過酷です。野鳥の生存戦略について学びました。