大学新入生のみなさん、もう新生活の準備は万端ですか？
2020年度の大学入学者は「ポンコツ入試改革」前年度ということで現役安全志向が強まり、中堅国公立大学では例年なら合格する生徒が落ちたという話も聞きます。
また嫌気がさして早々と公募で私立大学に決めた人もいました。現役志向と定員厳格化が相まって私立の一般入試は中堅より入りやすい大学で志願者が大膨張、A判定で不合格の人が続出と思ったら、三月末には追加合格の「ドミノ倒し」です。
そこへ「新型コロナウイルス」が追い打ちです。国公立の後期個別試験が中止になった大学もありました。収束の見通しが立たない中で入学式も中止で大学生活スタート、入学してからもまだ振り回されています。(´･ω･`)
＊もし「ポンコツ入試改革」の「英語民間検定を国立大学の受験に課す」が強行されていたら、密閉した空間でパソコンやタブレットを触ったり唾を飛ばしたりして次の人に交代する英語検定が50万人規模で実施される予定だったということ⁈
後学のために、今どうなっているのか書き留めておきます。
１ 新入生オリエンテーション
４月１日（水）実施予定の学部入学式は中止ですが、４月１日（水）及び４月２日（木）に学部新入生に対して、学生証等の交付や履修科目登録に必要な書類等の配付が行われます。
また大学は高校と違って自分で授業を登録する必要があります。そのためのオリエンテーションについては各学部から連絡があるそうです。以下HPより引用。
大学では授業期間が始まる前に、自分自身で履修する科目を選び、登録し、時間割を作る必要があります。科目を選ぶにあたり、入学された学部・研究科のカリキュラムや科目の種類、科目登録手続きの方法等を、学部・研究科が実施する履修指導を通じてまずは知っていただくことが大切です。準備が整い次第、順次お知らせいたします。
２ 授業
今はどの大学も履修登録をネットでできるので、在学生は春休みの間に授業を組んでいると思います。問題は授業ができるかです。
ぶんぶんは仕事の関係上平日に大学を訪れることが多いですが、「マンモス大学」と称される都会の総合大学にお邪魔すると、朝の電車は満員、お昼のキャンパス内は学生で充満しています。
同志社大学では授業に関しては、春学期は学年暦どおり４月７日（火）から開始ですが、教室等での授業は４月２１日（火）から開始とのことです。
「対面授業ができない間、学修支援システム「DUET」にアクセスし、代替措置について授業担当者からの指示に従ってください」とのことです。他大学でも同様の動きがあります。
立命館大学では春学期は4月6日（月）から授業を開始、ただし4月5日（日）～5月2日（土）は授業は教室では行わず、WEBを活用した形態で行うとのことです。
私の知り合いの高校は４月の遠足では京都の大学をあちこち回る予定でしたが、立命館大学から丁寧なお断りのお知らせをいただいたそうです。(´・ω・`)
なお京都大学は４月８日から対面の授業も行う模様ですが、下の方のpdfを見ると一部WEBを使う授業も想定しているようで、「自宅等のインターネット環境やスマートフォン等のデータ利用量を確認してください」という親切な指示があります。
でも自宅生やネット完備の物件に住んでいる下宿生はまだしも、安下宿でスマホ頼りの苦学生（知り合いは調べ物は大学まで行ってWi-Fi使っている）は大変かも。
www.kyoto-u.ac.jp
こういうのを活用すれば在宅学習でも授業15回のノルマをクリア可能です。
一方私の知り合いが通う大都会の公立大学は、前期授業開始を４月23 日（木）と繰り下げて、その分お盆明けまで授業をするそうです。夏休み半減。(´・ω・`)
この辺が大学の「体力差」なのでしょうか。
通常８月がオープンキャンパスのピークですが、中堅私立大学では新三年生向けに春休みにオーキャンを実施する大学が増えています。しかしこの新型コロナウイルス蔓延でどの大学もこの時期のオーキャンを取りやめています。
大阪樟蔭女子大学では3月22日（日）に予定していた「春のオープンキャンパス」が中止になりました。この時に総合型選抜（旧AO入試）の説明をする予定だったのですが、中止を受けて説明がYouTubeにアップされています。これを見て用意をしてくださいということです。
６月以降にオープンキャンパスが予定されていて、入試情報ではその予定もアップされていますが、どうするのか見通しが立たない模様です。
こうした情報はHPに上がっていますので、学生さんはもちろん、保護者（成人したら保護者じゃないのか…後見人？）の方もこまめにチェックしてください。
