ぶんぶんの進路歳時記

学習方法、進路選択、世界史の話題について綴ります

新快速Aシートに乗ってみた

 夏休みに大阪に行く用事があったので、ちょっと遠回りをして前から気になっていたJR西日本の新快速の有料座席「Aシート」に乗りました。

www.jr-odekake.net

京阪神地区の新快速について

 「新快速」は1970年に国鉄京阪神地区の東海道本線山陽本線系統で運行を開始した、特別料金不要の快速列車のひとつです。

 京阪神地区は阪神、阪急、京阪、山陽など私鉄と競合する区間で、新快速は特急並みの最高時速(現在は130km。複々線区間の急行線を走る)と全席転換クロスシートで私鉄各社に対抗しています。

 最初に新快速に投入された117系 写真は湖西線で余生を過ごしているところ。京都駅でぶんぶん撮影

 最初は京都~西明石の運行でしたが次第に延長され(現在は敦賀播州赤穂・上郡)、沿線住宅の開発で停車駅も増えています。姫路~大阪間87.9kmを約1時間、大阪~草津間65kmを約50分で結び、大学生の中に「下宿しなくても隣県の大学に通えてしまう問題」が発生します(ちなみに東京~小田原間83.9km)。

 2023年8月現在一日6往復しています(上記リンク参照)。東日本の普通列車グリーン車東海道線横須賀線など)とは違って、西は今のところ一部の車両だけです。

 みどりの窓口貴生川駅自動販売機)で指定席をゲット。現在は全席指定席で、車内の混雑が嫌で急に乗りたくなっても車内で指定席券を買うことができません。JR西日本ネット予約e5489でチケットレス指定席券を買うと割引があります。

 草津駅に到着。案内板にマークが出ています。最近は猛暑のせいで設備のトラブルによる遅延が目立ち、お客様の線路への立ち入りやお客様との接触も多いです。

 電車が来ました。いつもの223系です。

 9両目、連結部分の先頭が有料座席です。

 ロゴがついてます。

 今回来た車両は新造車ではなく改造車なので、三枚扉の真ん中が埋められているのがわかります(拡大してみてください)。

 アクリルの仕切りで簡易デッキが設けられています。新造車にはモニターがあるそうです。車掌は運転台のスペースにいて、端末で席の埋まり具合を見ています。

 この後京都から外国人の団体客が乗ってきました。普通電車の指定席に戸惑ったようで(指定券はガイドが手配した模様)、車掌が英語で対応していました。

 シートはリクライニング式で広告・つり革なし。新快速はオール転換クロスシートながらいつも満員で正直快適とはいいがたいですが、これはお金払っているだけの価値があります。どこまで乗っても840円なので長距離利用がお得です。

 座席の説明書き。トイレと車椅子スペースは改造前のまま(パーティションの外なのでここにいるのは無料)、大きな荷物を置くスペースもあります。コンセントと無料Wi-Fiがあるのでネットし放題。

 草津駅構内のセブンイレブンで買ったコーヒーを飲みながら車窓をぼんやり眺めていると(車庫に銀河や117系(最初の新快速車両)がいました)、いつの間にか高槻。簡易ホームドア(バーが下りてくる)がついてました。

 大阪で用事を済ませて帰宅しました。帰りにロフトによってきう山さんのトートバッグをゲット。今歴史総合と世界史探究と世界史Bを受け持っていて教材が全部違うので、世界史探究用にしました。

 とても快適でした。新快速を長距離利用してのんびり旅をしたい人にお勧めです。今度はこれで姫路ぐらいまで行ってみたいです。

  そうこうするうちに短い夏休みも終わり (´;ω;`)ウッ…