はじめに
一年前に書いた記事ですがアップする時機を逸しました。野鳥観察シーズン前の予習用としてアップします。
津市香良洲町(地図中央の三角州)の南、三重県松坂市の雲出川河口の五主海岸はぶんぶんお気に入りの観察ポイントのひとつです。
場所 open street mapより
今回は五主海岸の見どころをレポートします。
観察ポイントに行く途中でタゲリに遭遇。これは幸先がいい。( ̄▽ ̄)。

目次
1 雲津川河口エリア
国道23号線の小野江町交差点から海側に入り、堤防道路に出ると雲津川の河口です。あいにく満潮で、ホシハジロ御一行+スズガモが出撃していました。

この時期はミヤコドリが飛来するのですが、今回は会えませんでした。昔同じ場所で撮影したミヤコドリ。

2 海岸エリア
カワウが「お立ち台」を占拠していました。マガモとコサギは遠慮気味。


砂浜ではトウネンが採餌中。

ありゃー、海の中に各種いますね!

オナガガモ御一行が海岸に上がってきました。多すぎ。

ノリの養殖ポイントにはあまり野鳥はいません。

3 五主池
海岸を南に進むと五主池があります。しかし最近池の中にメガソーラーが設置されて、渡り鳥の生息場所が狭められています。

渡り鳥はソーラーパネルの隙間を縫って活動しています。ソーラーの縁に上がって休憩している野鳥もいます。


いつも地球を宇宙人の侵略から守っているアオサギ先輩は、今日は地球人が作った構造物に💩をひっかける破壊工作をしていました。いいぞもっとや(以下略)。

おわりに
日本野鳥の会のメガソーラーに関する課題整理
以下引用
太陽光パネルが建物の屋根や駐車場などの都市環境、集約的に利用されている農地や整備された工業用地など、野鳥があまり生息していない場所に取り付けられるのではなく、森林や草原の伐開を伴う、あるいは水面を覆うなど、野鳥の生息への影響が懸念される場所に設置される事例が多数みられるようになり、各地で野鳥および自然保護上の問題が発生するようになってきました。実際に、日本野鳥の会の各連携団体の活動の中で、このメガソーラーの建設と野鳥保護の問題が取り上げられるようになってきており、ブロック会議でも、話題に上ることが多くなってきました。
新自由主義がはびこる自治体では空き地は赤字を垂れ流すものと思われているようで、公園すら商業施設に転換されています。
しかし「再生エネルギー」という美名のもとに野生動物の生息地をなくしたり、環境を改変したり分断したりする行為は、巡り巡って生態系を破壊し、将来の大きな損失になる可能性もあります。
現在はソーラーは環境影響評価の対象外ですが、自然環境と共存できるように条例を見直すなど何らかの措置が必要と考えます。
帰り道、トラクターが種まきのために農地をほじくり返していました。地中の虫が出てくるので、ダイサギがトラクターに張り付いていました。まるで急かしているかのようです。


ディナータイム。こういう人類と鳥類の共存は許せますね。

みなさんの訪問をお待ちしています。