ぶんぶんの進路歳時記

学習方法、進路選択、世界史の話題について綴ります

フィールドワーク

オーストラリアの多文化主義について考える

私の住む県は人口に対する外国にルーツを持つ方の割合が全国3位です。特にその割合が高い私の生活エリアでは、小中学校には支援の先生がいたり、公共の施設が多言語表記になっているのは日常の光景です。 前回のブログはこちら bunbunshinrosaijki.hatenabl…

フィールドワーク 「ご近所は外国籍の方」について考える

私の住む地域には多くの外国籍の方が働いています。近所のスーパーでは仕事帰りの方と毎日出会いますし、小中高には彼らの子どもが通っています。出身も東アジア、東南アジア、南米と様々です。 先日、人権サークルの高校生向けに「外国人の暮らしを知ろう」…

フィールドワーク 始皇帝と大兵馬俑展@大阪

先日教員の研究会で大阪市にある国立国際美術館に行きました。学芸員さんの講話を聞いた後「始皇帝と大兵馬俑展」を鑑賞しました。 特別展のサイト heibayou.jp 国立国際美術館のサイト www.nmao.go.jp 会場は終了間近のため混雑していました。この日はシニ…

フィールドワーク LGBTについて考える

私は仕事柄、人権の研修会に参加することが多いです。最近増えているのがLGBTの研修です。 LGBTとはレスビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を取ったもので、最初の三つは「どの性別がどの性別を好きになるか」という「性的志…

ムササビ?モモンガ?コウモリ?

進路の話題はお休みで普通のブログです。 今日14時頃職場の階段を歩いていたら、踊り場の壁に謎の生命体を発見しました。 後ろ足としっぽの間に皮膜があるのでムササビのようですが。うーん。赤ちゃんですかね。写真を撮っても微動だにしませんでした。 学…

読書の楽しさと図書館の活用について考える

先日学校図書館の研修会があり、「講師の話が面白い」と司書の先生に誘われて参加しました。 講師は大阪の河内長野にある清教学園中・高等学校の探求科、片岡則夫先生です。図書館を核とした系統的な読書指導や総合学習を実践されている方で、ネットを検索し…

林修先生の講演を聴いて「職業」について考える(その2)

林修先生の講演会「やりたいこととできること」を聴いて、そこで紹介されたことから職業について考えます。要旨はその1を見てください。 林修先生の講演を聴いて「職業」について考える(その1) - ぶんぶんの進路歳時記 「身分の固定化」の根拠は舞田敏彦…

林修先生の講演を聴いて「職業」について考える(その1)

先日近所に東進ハイスクールの林修先生が講演に来たので参加しました。他のブログを覗くと林先生の講演の話が載っているので、私も少し書かせてもらいます。 あくまで職業について考えるブログ本文が主で、講演の要旨は従です。 一般向けの講演という案内だ…

ゴールデンウィーク ぐでたまかふぇ

ゴールデンウィークなので進路の話は休憩(受験生はたぶん勉強してますね)。今回は普通のブログです。 連れ合いと子どもが大阪梅田のヘップファイブにある「ぐでたまかふぇ」に行きました。私は留守番。 「ぐでたま」はサンリオの登録商標です。著作権法の…

フィールドワーク 横光利一と『雪解』について考える

先日、知り合いが出演すると聞いたので「『雪解』のつどい」という横光利一を顕彰する会に参加しました。 横光利一(1898~1947)は菊池寛に師事し、川端康成と共に新感覚派として大正から昭和にかけて活躍しました。 数々の比喩を用いて卑弥呼を描く『日輪…

フィールドワーク 大津事件について考えるその2

「司法の独立」の話も、当時のやりとりを詳しく見ると違う側面が見えてきます。 事件の電報を受けて東京の政府は大騒ぎになります。津田三蔵をどういう罪で処罰するかが問題になります。この事件に関係する当時の刑法は(現代語に直してあります)次の通りで…

フィールドワーク 大津事件について考えるその1

先日、県の社会科研究会の研修会で大津市歴史博物館に行き、大津事件と津田三蔵について学習しました。また滋賀県立琵琶湖文化館(現在休館中)で滋賀県が保有している大津事件の証拠や関係書類(記念品といいます)を特別に見せてもらいました(こういうと…