今年は高校の入学式が土日の関係で遅く、桜は持つかなと思いましたが、開花してから寒い日が続いたので結構頑張ってくれました。
さて桜は年度のはじめを祝うように一斉に美しい花を咲かせます(お住まいの地域によってタイムラグはあります)が、花はいつごろ準備されているのでしょうか?
NHKの気象情報で見たのですが、実は前の年の夏の終わりか秋の初めにはもう桜の花はでき上がっていて、その後眠りにつくそうです!
*正確には「鱗片(りんぺん)の葉に囲まれた固い越冬芽(えっとうが)の中に収まっている」そうです。
以下のブログに詳しいです。
松江気象台
秋に暖かい日が続いたりしても、勘違いして目が覚めないように、芽の近くについてる葉から成長を抑制するホルモンが分泌されています。
冬が来て寒い日が続くと、寒さでこのホルモンが壊れて徐々になくなり、鍵の外れた芽は休眠から目が覚め(休眠打破)、春の訪れとともに開花するそうです。
自然のメカニズム、恐るべし!
高校生も高校の教員も「自転車操業」になりがちです。テストがあるから勉強する、模試があるから対策プリントを渡す、センター試験が終わってから行けそうな大学を探して二次試験の準備をする、等々。
桜は受験の象徴でもあります。桜の「ひとつ前の季節に準備をして、その時に備える」という段取りの良さにあやかりたいものです。