大学入試センター試験まで残り1ヶ月です。12月初旬に「受験票」が届きます。
今回は直前の準備や当日の注意についてです。
追記
センター試験は滅亡しました。やっほーやゴーグルからお越しの方は、こちらをご覧ください。
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受験生はセンターに向けて追い込み中だと思います。
「現役生は冬から伸びる」と担任は言いますが、現役生、過年度生とも「伸びた」と実感するのは次の場合です。
- 単純に知識が増えて解ける問題が増える。
- 「これは一度間違えたから確実に解ける」という問題が増える。
- 「これはあれとあれの複合」と知識を組み合わせて初見の問題が解ける。
1の状態で「伸びた」と過信すると、ある時期「あれ、これも正しいかも」と迷って成績が頭打ちになることがあります。いわゆる「踊り場」です。
そこで腐ってはいけません。本番まで「間違って覚える」を繰り返して知識の精度を上げましょう。そうすると初見の問題に「神が降りてきた」かのように答えの道筋が見えることがあります。これが「伸び」です。
こちら
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さて受験直前にプレッシャーをかけて悪いのですが(笑)、センター試験は一発勝負、答案用紙が回収されたら訂正もやり直しもできません。
また入試は自分の学校とは違う制限された環境の中で行われます。その上周りは自分よりも賢そうに見える(笑)生徒ばかりです。((((;゚Д゚))))
不慣れな場所でいかに心身のコンディションを維持し、自分のパフォーマンスを最大限発揮できるかが入試で問われます。
今回は「受験上の注意」を読みながらセンター試験直前の注意事項について、特に気をつける点を中心に考えます。
*次のリンクから「受験上の注意」が閲覧できます。
1 受験票が届いたら…受験票の完成、時間と場所の確認
- 受験票と写真票の写真欄に同一の写真を貼り付けます(裏面に名前記入)。
- 受験票と写真票の「自署欄」には受験生本人が黒のボールペンで名前を書きます。
- 当日は受験票と写真票を持参します。成績請求票は切り離して保管します。写真票は最初の試験時間中に回収されます。
- 受験票で自分の受験会場を確認します。同じ学校の生徒でも会場が違うことがあります。また大学から会場案内が送られてきたら、受験番号を見て自分が受験する建物はどこか確認しましょう(小さい会場だと当日掲示の場合有り)。
- 電車の時間を調べます(土日ダイヤ)。「受験上の注意」の時間割を見て、少なくとも入室時間の30分前には試験会場棟の前で待っていられるように余裕を持って出かけましょう(会場の大学には1時間前に着くつもりで行くと安心。早く到着しすぎたら暖かい場所で待機しましょう)。
- 地歴公民2科目、発展理科2科目で受験を申し込んだ人が「もう1科目でいい」と勝手に判断して2科目目の時間に会場に行っても入れてもらえません。受験票の記載通りに受験しましょう。
2 一週間前ぐらいまでに…持ち物、衣服の準備
① 持ち物のうち机上に出せるもの(「受験上の注意」)
- 受験票(写真) 写真票(写真)
- 黒鉛筆(H,F,HB 10本程) プラスティック製消しゴム(2~3)
- 小型の手動鉛筆削り シャープペンシル(メモ用、マーク不可)
- 時計(辞書や電卓機能が付いたものおよびそれと紛らわしいもの、キッチンタイマー、大型、秒針がなるものは不可。アラームは必ずオフ)。
- 眼鏡(写真票で眼鏡をかけている人は必ず着用する)
- ハンカチ・ティッシュ(中身だけ)・目薬
*発展 かつて一見電卓にも見える置き時計を持参した受験生がいて(多分計算機能はないカレンダー付きの時計?)、それ以後「判別しづらいものはやめてください」となりました。センターの人は「腕時計か手のひらサイズの時計」と言ってました。
② 身につけてはいけないもの
- 携帯電話、スマホ、腕時計端末は入室前に必ずアラームを解除し電源を切って鞄にしまう。身につけていたり、手に持っていると不正行為になります(「受験上の注意」)。不正行為は全科目無効となります。
- 膝掛け、座布団の持ち込みは監督者の許可が必要です。高校によっては「持ち込まない」で揃えているところもあるので指導に従いましょう。
- 和歌や格言が書いてある鉛筆は持ち込み不可。
追記
鉛筆には「general writing」など英語が書いてあるものがありますが、「受験上の注意」には英語については特に指示はないので無問題です。なお文房具店に行くと気にする人のために何も書いていない鉛筆消しゴムがあります。
③ 服装
- 会場によって温度が違うので調整しやすい服装がベストです。会場と外の気温差も大きいのでコート、手袋、マフラーなどは当日の気候にあわせて準備しましょう。
- 制服か私服かは学校の指示に従いましょう。指示がないのであれば私は温度調整しやすい私服をお勧めします。
- 英文字や地図がプリントされている衣服は不可です。うっかり着てくるとその場で脱いでもらうことになります。
- マスクは着用可ですが、写真票と照合するため一時的に外すように求められることがあります。
発展:センター試験の会場に行くと、短いスカート(制服がそういうデザイン)に生足で会場入りする女子生徒集団がいて、こっちのおなかが痛くなってきます(>ω<。)。学校の指導(受験は団体戦?)か、普段通りの方が気合が入るのでしょうね。(´・ω・`)
④ その他持ち物
- 昼食類(お茶、お菓子など) お金(交通費+α 小銭マスト)
- 防寒具や雨具 「受験上の注意」 試験場案内
- 参考書
*発展 センター試験は長丁場で空き時間もありますが、勉強道具を大量に持参すると会場で邪魔になります。抜け漏れをつぶす最低限のものにしましょう。
多くの大学の界隈にコンビニがあるので、多少の忘れ物は何とかなります。お小遣いを多めに持って行くと安心です。なお時計を忘れる人が最も多いです。まさかの時は応援の先生に借りましょう。
*河合塾のセンター試験関係のHPに持ち物チェックリストがあります。
4 直前の生活…心身をコントロールする
- 取れる問題を確実に解答できるようにする。典型問題や過去によく間違えたものを重点的に復習し、知識の精度をあげることが高得点への近道です。逆に新しい参考書に手を出すのは避けましょう。
- すべての科目をおさらいする。直前に苦手科目ばかりすると得意科目で思わぬ失点をします。
- 大事の前は「旧を守る」。普段通りの生活リズムを心がけましょう。食べ慣れない食事、飲み慣れない薬は体調を崩すもとです。
5 当日会場で心がけること
- 解答用紙の所定欄に「受験番号」「氏名」「試験場コード」「解答科目」を監督者の指示に従い記入します。特に「解答科目」のマーク忘れや塗り間違いは致命的です。「外国語」も解答科目のマークが必要です。「受験上の注意」の「解答科目欄の不適切なマーク例」を参照。
- 自分の受験する科目かどうか確認してから開始しましょう。特に「数学I」と「数学Ⅰ・数学A」。
- 発展理科と地歴・公民を2科目受験する人は合計150分間外に出られません。お手洗いは済ませておきましょう。
- 「第一解答科目」と予定している科目から解答してください。
- 問題冊子に自分の解答を必ず記録を残すこと。自己採点に必要です。
- 最初から順に解かない場合や、迷ってとばした場合には、マークをずらすことがあります。見直しの時に「ずれ」だけ見直す時間も取りましょう。
6 その他心がけること(心理面)
- 会場では「緊張の中の余裕」を心がけましょう。空き時間や休憩時間を有効に使い、リラックスもしながら集中力を維持しましょう。
- 試験中は謙虚で大胆に。試験監督の話を聞き、指示に従いましょう。答案の見直しには細心の注意を払いますが、迷ったときは今までやったことを信じましょう。最初にぱっとひらめいた方が正解の確率が高いです。
- 周りは気にしない。試験終了後に他校生が「さっきの3は④だよね」とか「国語は簡単だった」といった「心理戦」(笑)を仕掛けてきますが、こんなのに引っかかるようでは文武両道の看板が泣きます。
- 一日目終了時点で自己採点をする必要はありません。二日目のことだけを考えましょう。終わったことは変更できませんが、まだ始まっていないことはどうにかなります。
*発展:2013年1月のセンター試験.初日の国語が難しく(小林秀雄と「スピンスピン」が語りぐさですが、実は古文が難しかった)、多くの生徒が2日目にショックを引きずりました。難しければ他の生徒もできないものと割り切りましょう。
- 感謝の気持ちを忘れない。今、あなたがこのステージにいられることは「有り難い」ことです。保護者、友だち、先生の協力があってこそです。そして自らが積み重ねてきたものを信じる。このふたつが不安解消の特効薬です。
おわりに
試験とは「頭の良さ」を競うものではなく、準備の量と質を競うものです。すでに受験は始まっていると思って、残り時間を有意義に使ってください。
*これはネットの情報です。受験生は「受験上の注意」を熟読し、学校の先生の指導に従いましょう。