国公立大学
はじめに 2024年度入試は旧課程入試のオーラスです。センター試験ラストの時は受験生が共通テストに嫌気を指してを現役志向が強まりました。今年度はどうなるでしょう。 今回は河合塾の「模擬試験の結果から入試動向を分析する会」で聞いた話を著作権の範囲…
はじめに 前回2025年度入試を概観しましたが、世界史でご飯を食べているぶんぶんとしては、新課程の目玉である「歴史総合」の扱いが気になります。 ぶんぶん撮影 今回は国公立大学二次試験と、主要私立大学の一般試験の2025年度入試科目予告を、大学のHPと…
はじめに 先日2023年度入試の結果をまとめましたが、その時に参考にした河合塾の話で「国立大学の教員養成課程が倍率2倍を切る専攻が続出」とありました。 ゆゆしき事態なので、大学の公表および河合塾の調査を資料として検証します。 www.mext.go.jp 旺文…
はじめに 大学入試には「二年前ルール」というかつて「ポンコツ入試改革」で文科省が破りに破った了解が存在し、新課程となる2025年度入試についてはどの大学も今年度(2023年度)中に内容を発表するよう、ルールを破った文科省から指導されています。 今回…
今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の受験生のヒントにしたいと考えます。 今回は九州大学です。世界史は文学部のみの選択科目で旧帝大の中では最も歴史が浅く、東京大学の問題構成をモデルにしています。 あくまで解答例であって正解ではありません…
はじめに 2023年度入試に志願した受験生は、入学したときからコロナ禍(政治の不手際を含む)に振り回され、本当に気の毒でした。 今回は河合塾、駿台、代ゼミの2023年度入試の分析を著作権の範囲内で引用し、大学入試センターや文科省の発表も参考にしなが…
今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の受験生のヒントにしたいと考えます。 今回は名古屋大学です。文学部、情報学部文系のみの設定です。昨年は痛恨のミスで4問が採点対象外、過去にも色々やらかしていて、国立の中では珍しく『絶対に解けない受験世…
はじめに 今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の受験生のヒントにしたいと考えます。 今回は北海道大学です。文学部のみの選択問題で旧帝大の世界史のなかでは唯一大論述がありませんが、小論述は教科書の理解を試す良問揃いです。 解答例は正解ではあ…
はじめに 今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の受験生のヒントにしたいと考えます。 今回は一橋大学です。世界を股にかける経済人が教養として身につけておくべきヨーロッパの基層、グローバル化、東アジア近現代史について毎年これでもかと出題しま…
今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の受験生のヒントにしたいと考えます。 読者の方から嬉しいコメントをいただきました。 ヽ(*´∀`)<<★祝☆オメデトウ☆祝★>>(*´∀`)ノ 当ブログが受験生のお役に多少なりとも立ててうれしい限りです。 Twitterを見…
はじめに 今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の受験生のヒントにしたいと考えます。 今回は大阪大学です。西洋史や東洋史という枠を超えた「グローバルヒストリー」を提唱した草分けで、移動や交流に関する出題と、文化に関する出題が特徴です。 また…
はじめに 今年の受験生は3年間コロナ禍(人災もあり)に振り回され、本当に大変でした。 今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の受験生のヒントにしたいと考えます。 第1回は京都大学です。ⅠⅢが論述で計40点、ⅡⅣが一問一答(小論述含む)で計60点の構…
はじめに 2月25日は国公立大学前期試験、積み重ねた努力を試す時が来ました。 遠方の大学の場合、前日から現地に乗り込んで一泊する人がほとんどだと思います。必ず現地で天候や交通の最新情報を入手してください。 今回は試験前日の心構えについてです。 *…
はじめに 2月3日に国公立の出願が締め切られました。 国公立大学は受験機会が限られているため、受験生は自己採点の結果をもとに三者懇談を行い、より合格可能性の高い大学への出願を検討します。 担任は「○○大学ならB判定だ」「△△県立大学は人気薄だからね…
はじめに 新型コロナウィルス感染症第8波真っ只中に加えてインフルエンザの流行で追試・再試者は3,889人と歴代最多、「科拳」「匂配」とOCRで読み取ったような誤植、生物が難しすぎて得点調整と、特に後ろの二つは詰めの甘さが目立った実施3年目の大学入学…
はじめに ぶんぶんの知り合いの高校は国公立大学の「合格者」数を近隣の進学校間で競い合い、共通テストは全員5教科7科目受験、前期も後期も中期も出願、前期に不合格で意中の私立大学に合格しても後期を受験するよう奨められると聞きます。 私立志向の首…
はじめに 2023年度入試を受験する高校三年生は入学したときからマスク生活、何度も休校や学級閉鎖を経験し、本当に気の毒です。 今回は河合塾の「模擬試験の結果から入試動向を分析する会」で聞いた話を著作権の範囲内で引用し、2023年度入試について考察し…
2022年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の学習のヒントとします。 最終回は一橋大学です。旧商大以来の伝統とOBの業績を重んじ、第一問はヨーロッパ中世~近世の教養問題、第二問は西欧近現代の政治・経済史時々教会建築もの、第三問は東アジアの近代化…
はじめに 2022年度入試に志願した受験生は、二年生、三年生の大事な時期をコロナ禍(と政治の不作為?)に振り回され、本当に気の毒でした。 今回は河合塾、駿台、代ゼミの2022年度入試の分析を著作権の範囲内で引用し、大学入試センターや文科省の発表も参…
今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の学習のヒントとします。 今回は大阪大学です。出題は「グローバルヒストリー」時々文化史で、昨年は後者が多めでした。前者ではモンゴルや東南アジア、14世紀の危機のような横断的な出題が過去問で散見されます。…
国立大学の入試問題を解答して来年度に備えるシリーズ、第4回は京都大学です。 論述2題40点、一問一答2題60点の構成で、前近代と近現代、ヨーロッパと非ヨーロッパ史が満遍なく出題されます。合格者は駿台の話では70点は取っているので、一問一答は各パー…
国立大学の入試問題を解答して来年度に備えるシリーズ、今回は東京大学です。 第1問大論述は最近世界を賑わす課題を歴史の中に問いかける出題、第2問小論述は用語の正確な説明、第3問一問一答は難関国立・私立の定番が出題されます。 解答例はぶんぶんの…
今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の学習のヒントとします。 第3回は北海道大学です。旧帝大の中では唯一大論述がなく小論述中心ですが、毎年高校での学習姿勢を問う良問を繰り出してきます。 解答例は正解ではありません。著作権はぶんぶんにあり…
国立大学の入試問題を解答して来年度に備えるシリーズ、第2回は九州大学です。 文学部のみの設定で、第1問は大論述、第2問は資料読解と小論述、第3問は一問一答と東京大学の形式を踏襲しています。大論述はタテ展開が基本です。 解答例はぶんぶんのオリ…
各地で新型コロナウイルス感染症による蔓延防止措置が取られる中、何とか国公立大学前期試験が終了しました。 今の受験生は2年間もコロナ禍(人災も含む)に振り回され、特に現役生はオーキャンに行けてないとか、大事な三年生9月に自宅待機とか、本当に大…
はじめに 2月25日は国公立大学前期試験、積み重ねた努力を試す時が来ました。 遠方の大学の場合、前日から現地に乗り込んで一泊する人がほとんどだと思います。必ず現地で天候や交通の最新情報を入手してください。 今回は試験前日の心構えについてです。 *…
はじめに 急激な感染拡大に有効な手立てがない文科省、思考力よりも情報処理力勝負の共通テスト、マスコミはそれを糺さずセンセーショナルな話題ばかり追いかける中、2月4日に国公立の出願が締め切られました。 国公立大学は受験機会が限られているため、受…
はじめに 本試験4日前に文部科学大臣が「共通テストなしでも合否判定」と突然言いだし、前日には「オミクロン株の感染拡大が想定外」と言い訳するなど文科省は相変わらずの後手、マスコミは文科省の「思考力を重視」を検証もせず「広報」し、試験当日には試…
はじめに 「冬には感染第6波が来る」という予想がありながら「想定外」と居直る文部科学大臣、その場しのぎの大学へのお願いしか打つ手がない政府・文科省の後手ぶりが露呈した実施2年目の大学入学共通テストでした。 国公立大学の出願は前期・後期・中期…
はじめに 試験4日前に文部科学大臣が「共通テストなしでも合否判定」と突然言いだし、前日には「オミクロン株の感染拡大が想定外だった」と言い訳するなど文科省の感染症対策への後手後手ぶりに怒りを覚えていたら、試験当日には試験会場の上にヘリを飛ばし…