読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぶんぶんの進路歳時記

学習方法、進路選択、世界史の話題について綴ります

三年生7月 夏休みの過ごし方について考える(その2)

 受験生が夏休みをどう過ごすかについて考える、後編です。

 私が会員登録している河合塾のメルマガに、夏休みの過ごし方の塾生アンケートがありました。後半はこれを著作権の範囲で一部引用しながら(転載ではありません)、夏休みの計画について考えます。

 

前半はこちら

 

河合塾のHPはこちら 登録するとメルマガや有用な情報にアクセスできます。活用は規約を読んで個人の責任で判断してください。

www.keinet.ne.jp

 

3 夏休みの時間管理

 

 河合塾サクセスメール2015年度vol.13によると、塾生の夏休みの勉強時間の1日平均は、平日で7.7時間、休日で8.9時間でした。1学期の平日は平均すると一日4.0時間、休日は7.1時間でした。(最新のデータはやや増えていました)。

 

 平日は家庭学習2時間+部活引退後の空いた時間2時間=4時間が学習時間、休日はさらに学校の4時間分が加わって8時間、が勉強時間の目安です。

 同僚の先生は「1日24時間のうち8時間寝て、8時間日常生活をしてもまだ残り8時間ある」と言っていました。1日8時間が勉強に使える時間といえます。

 夏休みはこの休日8時間ペースを毎日キープできるかが鍵です。やったりやらなかったりでは勉強の効果がありません。

   1学期からすでに「夏休みの効果的な学習習慣作り」は始まっているといえます。

 

  発展:最難関大学に合格する人は10時間〜12時間は勉強します。勉強が生活の一部になる、勉強が自己目的化するぐらいの勢いが必要です。

 

 8時間勉強するためには「規則正しい生活を送る」という生活管理だけでなく「勉強時間を効率よく使う」という内容の管理も必要です。

 学校で手帳を使ってスケジュール管理をしていると思いますが、同じように夏休みの「学習計画表」(40日間のカレンダー×教科、行事の縦横表)を作成しましょう。注意する点は次の3点です。

 

f:id:tokoyakanbannet:20160713123209p:plain

  • 夏休み約40日間のうち、学校に行く日、家にいる日、出かける日などがあり、それぞれ1日のうち学習に使える時間が違います。まずはこの行事を予定表に書き、1日の学習できる時間を40日分割り出します。ただし、起床時間、就寝時間、ご飯の時間はどの日も固定します。
  • 勉強計画には「ターゲットからの逆算」が必要です。志望校が決まっている人は「センター試験で何割必要か、各科目で何点必要か」「二次試験の科目は何か」を別の表に書き出し、1学期の模擬試験の結果と見比べます。そうするとセンター試験の目標点をクリアするにはどの科目であと何点上積みが必要か、そのためにはどこを復習するか、二次試験で頻出なのに手が回っていないジャンルはどこか、が分かります。

こんな感じ(知り合いに昔のことを思い出しながら書いてもらいました)。

f:id:tokoyakanbannet:20160708233832j:plain

  • 夏休みにするべき課題を書き出したら、それを補強するためにどの問題集をどれだけやるか決めます。
  • それを先ほど割り出した学習時間に落とし込んでいきます。各科目1日に何時間で問題集を何頁(何題)進められるか自分の実力と相談して、問題集の頁の端に「○月○日」とやる日を書いていきます。
  • 予定表の方は、例えば数学の「7日18日」から「7月23日」のコマにびゅーっと矢印を引き、「メジアン、△△頁まで」と計画を書きます。予定表の全てのコマにページ数を細かく書くと息が詰まります(それらを線で消していく方が快感を感じる人はそちらで)。
  • 一日中数学ばかりという日は作らないようにします。必ず各教科・科目毎日まんべんなくやるようにしましょう。
  • 夜に暗記して翌日の朝覚えているかチェックする、得意科目からはじめて調子が出てきたところで苦手に移るなど、自分にとって最も効率よく勉強が進む、頭に入る時間割を考えましょう。
  • 無理な計画を立ててもこなせなくて嫌気が差してくるだけです。週末に予備日を置いたり、暗記物は復習の時間を設けましょう。また途中で計画を見直してもかまいません。それから模試の直前は総復習の時間をとりましょう。計画にある程度弾力性を持たせた方が勉強の継続がしやすくなります。

 

f:id:tokoyakanbannet:20160703012412p:plain

 

 

4 夏休みの学習成果

 

 河合塾サクセスメール2015年度vol.15によると、塾生で「夏休みの学習成果があった」と実感できたのは「あった」と「まあまああった」を足して約75%でした。また「勉強の成果が出てきた」と感じた人の約5割が「9月から10月」と回答、11月以降という回答も3割以上です。

 つまり、勉強は頑張ってもすぐに成果が目に見えるわけではないということです。これが比較的早く成果を実感できる部活との大きな違いです。

 とはいえ大相撲の世界にも「三年先の稽古をせよ」という格言があります。焦って小手先のテクニックに走らず、地道に「読む、覚える、考える、書く」という勉強の基礎体力をつけるための努力を積み重ねましょう。

 

  夏休みの頑張りが受験本番間際の「伸び」=今までやってきたことが推理ドラマの伏線回収のように次々とつながっていく、につながります。そうなると勉強が楽しくて仕方がなくなります。

 受験生には「これをやれば合格できる?」という言葉はなく、あるのは「やる」だけです。皆さんの健闘を期待します。

 

イラストはビジソザさんおよびいらすとやさんを使わせて頂きました。

 

商用OK!ビジネスに活用できる無料イラスト素材のビジソザ

www.irasutoya.com