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ぶんぶんの進路歳時記

学習方法、進路選択、世界史の話題について綴ります

進路指導

「AO入試に学力試験義務づけ」について考える

5月10日、新聞各社が「文部科学省が2020年度から大学のアドミッション・オフィス入試(以下AO入試)や推薦入試について学力をみる試験の実施を義務付ける方針を固めた」と報じました。 おそらく「新テストの活用」を睨んでのことでしょうが、「AO入試と学…

模擬講義に参加する@大阪市立大学2017

先日生徒と大阪市立大学の「文学部を知りたい人のための市大授業」に参加しました。 大変刺激的でしたので、本日はその内容を紹介しながら「オープンキャンパスの見どころ」について考えます。 トロピカル。著者撮影。 大阪市立大学は大阪市住吉区(JR阪和線…

高校二年生4月 やりたいことを見つけるには

新学期になりました。二年生は「中だるみ」ではなく、この1年間のうちに学習習慣、得意科目、進路先、何より「勉強していて楽しい」気持ちに目処をつけたいです。 過去ログ bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 先日リクルートマーケティングパートナーズの佐…

大学進学にかかるお金について考える(受験料、手続き、新生活)

私の子どもは今年めでたく通学可能かつ自分が勉強したいことができる国公立大学に合格しました。 *いらすとやさん、いつも助かります。 景気が回復傾向と言われ、関東私大および文系の人気も回復傾向ですが、私の県全体は歳入減と歳出増(あのイベントが原…

三年生1月 国公立大学に出願する(3 中期日程、後期日程)

1月23日から国公立大学の出願が始まりました。 三者面談で志望校を決めて、担任から合格のために残り時間をどう使うかアドバイスをもらったと思います(たぶん)。 仮に志望変更したとしても、出願すればそこが第一志望です。一部の例外を除いて前期が第…

三年生1月 国公立大学に出願する(2 自己採点に大学公表データを足す)

センター試験の自己採点結果をどう見るか、国公立大学に出願する際に注意すること、後編です。 前編はこちら bunbunshinrosaijki.hatenablog.com *ネットの情報はあくまで参考です。必ず三者面談で詳細なデータを見て、担任の先生の指導を受けてください! …

三年生1月 国公立大学に出願する(1 自己採点の見方)

2017年のセンター試験、大雪に見舞われて時間が繰り下げになった会場もありましたが、何とか無事に終了しました。力を存分に発揮することができましたか? *私の近所も積もりました。ぐ○だるま。「さむくてやってらんね~」(受験生さんごめんなさい)。 *…

三年生12月 推薦入試から気持ちを切り替える

高校は冬休みといっても補習、三連休も年末も部活(内田良先生が怒るのも無理ない)です。私は今日からオフです。 *いらすとやさん、「ブラック部活」というイラストもお願いします。 12月に私立大学の推薦入試の結果が判明しました。進学先が決まった人、…

今更他人に聞けないセンター試験の基礎知識(持ち物の準備・当日の注意)

大学入試センター試験まで残り1ヶ月です。12月初旬に「受験票」が届きます。 前回はこちら。 bunbunshinrosaijki.hatenablog.com 受験生はセンターに向けて追い込み中だと思います。 「現役生は冬から伸びる」とよく言われますが、現役生、過年度生とも「伸…

三年生11月 併願校を決める

11月になり、公募制推薦入試がはじまるなど受験本番です。 受験生はこの時期に第一志望と併願校を決定します。とはいえ「下手な鉄砲も…」のような出願をすると、お金と体力を消費してしまいます。 また「国立至上主義」の学校だと「私立に合格するとモチベー…

三年生10月 受験生のストレスについて考える

10月も終わりに近づき、そろそろ行き先が内定する生徒が出始める頃です。 国公立第一志望の生徒は当面は1月のセンター試験で高得点が目標です。しかし10月には8月・9月の模試の結果が戻ってきて、第一志望が軒並みE判定だと、「本当に成績が上がるのか」と…

今更他人に聞けないセンター試験の基礎知識(第1解答科目 受験票) 

現役生の皆さん、センター試験の願書は無事担任に渡しましたか? 黄色い袋に入れて郵送していないですよね? 前回はこちら bunbunshinrosaijki.hatenablog.com センター試験に対する考え方は学校によって違います。「国立至上主義」の高校だと「全員出願、5…

今更他人に聞けないセンター試験の基礎知識(出願編)

9月になりました。受験生の皆さんは夏休みを有意義に過ごせましたか? さて受験生は9月中に大学入試センター試験の願書を完成させます。現在学校では先生から説明を受けて、願書を書いたり受験料を振り込んだりしている時期だと思いますが、「センター試験…

一年生7月 文理選択について考える(大学生アンケート 理系編)

文理選択について大学生に聞きました 後半は理系編です。 前半はこちら 一年生7月 文理選択について考える(大学生アンケート 文系編) - ぶんぶんの進路歳時記 *先輩の意見はあくまで個人の感想です。意見の一つとして読んでください。 大阪教育大学 教育…

一年生7月 文理選択について考える(大学生アンケート 文系編)

先日、大学1年生~4年生の卒業生と話しをする機会がありました。 「今ブログで文理選択について考えているので、大学の様子や高校時代の文系か理系かを選ぶ時にどういうことを考えたかについて教えてください」と依頼すると、30人近い大学生がアンケートに協…

三年生7月 夏休みの過ごし方について考える(その2)

受験生が夏休みをどう過ごすかについて考える、後編です。 私が会員登録している河合塾のメルマガに、夏休みの過ごし方の塾生アンケートがありました。後半はこれを著作権の範囲で一部引用しながら(転載ではありません)、夏休みの計画について考えます。 …

三年生7月 夏休みの過ごし方について考える(その1)

1 夏休みは自分との勝負 高校生活最後の夏休みが目前です。すでに気持ちを切り替えて、本格的な受験勉強をスタートしている生徒さんがほとんど…のはずですよね。きっと。 2学期になるとセンター試験の出願や推薦入試の準備が入ってきて、土日は毎週のよう…

一年生7月 文理選択について考える(理系編)

一年生が二年生で文系、理系、どちらのコースを選ぶか、後半は理系の学問紹介です。 文系編はこちら 一年生7月 文理選択について考える(文系編) - ぶんぶんの進路歳時記 学問について詳しく知りたくなったら「夢ナビ」が面白いです。 yumenavi.info 理学…

一年生7月 文理選択について考える(文系編)

多くの進学校では一年生の夏休み前に「文理選択」の話があります。 「文理選択」は二年生で文系、理系、どちらのコースを選ぶかのことです。 現在の大学入試センター試験の選択科目は、文系は地歴・公民から2科目と理科の基礎科目を2科目、理系は地歴・公…

今更聞けない大学入試の基礎知識(4 AO入試、私立の色々な入試方式)

大学入試の基礎知識その4です。 過去ログはこちら 今更他人に聞けない大学入試の基礎知識(その1 国公立大学と私立大学) - ぶんぶんの進路歳時記 今更他人に聞けない大学入試の基礎知識(その2 国公立大学と私立大学の良さ) - ぶんぶんの進路歳時記 今…

今更聞けない大学入試の基礎知識(3 国公立大学と私立大学の推薦入試)

大学入試の基礎知識その3です。 過去ログはこちら 今更他人に聞けない大学入試の基礎知識(その1 国公立大学と私立大学) - ぶんぶんの進路歳時記 今更他人に聞けない大学入試の基礎知識(その2 国公立大学と私立大学の良さ) - ぶんぶんの進路歳時記 Q7…

今更聞けない大学入試の基礎知識(2 国公立大学と私立大学の入試科目・良さ)

今更聞けない大学入試の基礎知識、国公立大学と私立大学について、続きです。 前半はこちら 今更他人に聞けない大学入試の基礎知識(その1 国公立大学と私立大学) - ぶんぶんの進路歳時記 Q5 国公立と私立って入試科目に違いがあるの? A5 国公立大学の…

今更聞けない大学入試の基礎知識(1 国公立大学と私立大学)

夏休みが近づいてきました。 三年生は夏休み前後の三者面談で、どの大学の何学部を第一志望とするかをあらかた決めます。 第一志望が決まらないと、夏休みの勉強の計画が立ちません。 関西圏の話ばかりで恐縮ですが、文系なら「神戸大学か大阪市立大学か」、…

三年生6月 部活引退後の切り替えについて考える

私の県では五月末はインターハイの県予選のピーク、運動部の多くは最後の公式戦が終了しました。また体育祭も多くの高校は六月の初旬です。 またひとつ、またひとつと行事が終わっていき、それと同時に高校三年生最大の行事=入試が近づいてきます。これから…

高校二年生4月 「中だるみ」について考える

新学期が始まりました。進路主任をしていた時はこの時期に各学年から呼ばれて新しい学年での心がけを集会で話しました。 一年生と三年生では既にブログにあげたように話す内容には困りませんが、二年生にしっかり顔を上げて聞いてもらうのは結構難しいです。…

三年生五月 模擬試験は受験するのではなくて活用する(その2)

模擬試験の心構え、後半は事前準備と事後の復習についてです。 2 事前準備 模試の問題は「繰り返し出されること」と「未知の問題」の両方からできています。 前者は、英語なら発音、アクセントなど「似ているけど違う」「和製英語と違う」など「紛らわしい…

三年生五月 模擬試験は受験するのではなくて活用する(その1)

三年生は早速四月末から五月初旬にかけて第1回全統マーク模試、記述模試があります。今回は模擬試験を受験する心構えや活用法について考えます。 受験のスパンの中で模擬試験は到達度を測る「中期の目標」です。ところが生徒を見ていると、一学期はまだ部活…

受験シーズン到来、高校三年生が受験生になる、について考える(その2)

高校三年生が受験生になるための心構えややるべきことについて考えます。 後半は志望大学の決め方、学習計画についてです。 3 志望大学を決める 志望大学を決めないと学習計画が立てられません。難関大学になればなるほど志望校の傾向に沿った綿密な計画が…

受験シーズン到来 高校三年生が受験生になる、について考える(その1)

新学期が始まりました。進路主任をしていた時はこの時期に各学年から呼ばれて新しい学年での心がけを話しました。 私が三年生の担任をしていた時、進路主任が前年度の国公立大学合格者(進学者ではありません)の数字をあげて、一生懸命「最後まであきらめる…

入学式直前 「中学生が高校生になる」について考える

高校の合格発表があり、合格者は高校の説明会に参加して各種手続き、教科書などの購入、制服や体操服の採寸を一通り済ませた時期だと思います。後は4月はじめの入学式を待つだけになりました。 私のブログは、高校の教員が生徒の前でどんな話をするか(教科…

新年度に向けて 卒業生の話から「縦の繋がり」について考える(その2)

「縦の繋がり」を作るための卒業生の合格体験談は、担任が卒業生に一対一でインタビューする形(公開面談)で行われています。後半です。 三重大学 教育学部 Q:一年生の時には部活もがんばり成績もよかったが、2年生の時にしんどかった。どうやって乗り切…

新年度に向けて 卒業生の話から「縦の繋がり」について考える(その1)

高校は学年末考査も終わり、そろそろ終業式です。この時期はクラスマッチや次年度の教材販売など年度末の行事が続きます。 私の学校ではこの時期に大学に合格した卒業生が在校生の学年集会で合格体験談を話します。ただ私が2年生の担任をしていたとき、最難…

卒業式 4月から学生になる人に贈る言葉

今日は高校の卒業式でした。 最近は最後のLHRで生徒が担任に花束やクラス全員のメッセージを記した色紙を渡したり、担任が一年間撮りためた写真をスライドショーにして上映したり、DVDに焼いて渡したりと「メモリアル演出」が増えました。私の学校でも90分以…

「最後まであきらめるな」について考えるその2

「最後まであきらめない」メンタル育成を1「目標設定」、2「取り組み」、3「目標設定前にしておくこと」、4「だめ押し」に分けて考えます。 まず「目標設定」です。 国立至上主義の進学校には「上を目指せ」と難関国立を志望させ(合格のための方法も教…

「最後まであきらめるな」について考えるその1

昨日と今日は国公立大学の前期試験です。私の学校でも今日は何人か登校して、後期試験に向けて小論文の添削指導を受けていました。 この時期高校でよく使われるのが「最後まであきらめるな」という言葉です。受験の大詰めを迎えて、担任が生徒に対して受験を…

「現役生は冬から伸びる」について考えるその2

「現役生は冬から伸びる」後半です。 2 知識を活用する 成績の「踊り場」を克服するのが「知識を活用できる」です。そのためには模試や入試の過去問の中の複合知識が問われる「良問」に数多く当たるしかありません。 このときに「間違いノート」が有効です…

「現役生は冬から伸びる」について考えるその1

「現役生は冬から伸びる」は受験大手の某社がよく使う言葉です。 高校では成績が思うように伸びず弱気になって第一志望をあきらめたり、国公立への出願を取りやめて私立に「流れる」生徒に対して、担任がもうひとふんばりを促すために(ひとりでも多く国公立…

「受験は団体戦」について考えるその2

「受験は団体戦」について考える 後編です まず「みんなが頑張っているから私も頑張る」ですが、その進学先に行きたいのは私です。だから周囲がどういう状態であろうが私は目標に向けて頑張るべきです。 私の学校の三年生は5月末に体育系はほぼ引退しますが…

「受験は団体戦」について考えるその1

「文武両道」「受験は団体戦」「現役生は冬から伸びる」「最後まであきらめるな」は受験生に向かってよく使われる言葉です。 私はこの言葉があまり好きではありません。言葉そのものではなく、この言葉が単なる生徒への励ましや根拠のない応援として使われて…

文武両道について考えるその3

「文武両道」の松は、「部活と勉強の相乗効果」の一歩先「勉強を部活のように楽しくやる」です。 私が「文武両道」について学年集会で話をしたとき、前に座っていた野球部員二人に「野球の面白さって何?」と質問しました。最初のひとりは「より速い球を投げ…

文武両道について考えるその2

「文武両道」の竹は、「両立」から一歩進んで、「部活で学んだことを勉強に活用する」です。 私の学校の二年生が「部長会議」に取り組んでいました。会議の中で日頃の悩み、特に勉強と部活の両立について話し合いました。そのまとめとして議長が学年集会で「…

進路歳時記スタート 文武両道について考えるその1

こんにちは。某県立高校で世界史の教員をしています。「ぶんぶん」は出身校のマスコットキャラクターの名前です。 進路指導の経験が長いので、高校三年の間でこの時期にこんなことを考えたら、といったことを綴っていこうと考えます。進学で困っている生徒さ…